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4回生秋学期からの交換留学記・その後

大学4回生の秋学期からアメリカの大学へ2学期間留学していました!2014/08〜2015/05 Webster University
帰国しその後のお話でも書こうと思います。

先週所属しているサッカーチームの試合中の出来事である。私は中盤のいわゆるボランチというポジションでプレーしていた。このチームに所属してから数試合をこなしておりだいぶ日本との違いに慣れていた。

私の憶測ではあるがこっちのフットボールの美学は日本とはまったく違う。日本にいた時、チームが、チームメイトがどんなプレーに満足するかを考えたところ、イメージ通り点が取れたことやチームメイトとパス交換が綺麗に回ったことなどであった。だからよく「負けたけどこっちの方が内容は良かったよな」というなんともワールドカップ中によく聞いたような言葉を繰り返すのだろうと思う。無論自分もその内の一人だ。

しかし、私が考えるここでのサッカーの美学とは「ぶつかり合い」である。例えばボランチというポジションの性質上フィフティフィフティ(カタカナで書くとすごく違和感が・・・笑)のボールがよく転がってくる。今まで日本でプレーしていた性質上、これは相手に近いし突っ込むと怪我させてしまうから奪うのは諦めて次のパスコースを狙おう」となる。しかしここでは違う。フットボールはぶつかり合いのスポーツ。負けた方、怪我した方が悪いのだ。だからどんなに無茶なボールでも足裏向けてスライディングしてくるし、フィジカル勝負を挑んでくる。さらに悪いのが審判の質である。審判にはリスペクトを払えとはよく言ったものではあるが、そのリスペクトを払っても疑問の残るジャッジが多い。

まぁこれは置いといて、そんなアメリカのとある町のDevision1でプレーしているわけだが、そんなぶつかり合い精神に感化されてか先日の試合で私も、少しラフプレーをしてしまったのだ。宙に浮いたボールに対して足を上げてしまいいわゆるハイキックという反則を取られてしまった。それもジャンピングハイキック。相手の目の前でやってしまったので危険は危険で、もちろん反則にも納得だ。


「You are crazy to do such a foul」
(そんなファールをするなんて狂っている)



「Are you such Jackie Chan!!!???」
(お前はジャッキーチェンかなんかか!!!)


ファールをされた相手から罵声が飛び込んできた。

私の受け取り方もひん曲がっているので、その時は「いいやんジャッキーチェン。父さん好きやったし、かっこいい。」とぐらいにしか思ってなかったが、よくよく考えるとこれは人種差別的比喩だったのでは。ジャッキーチェンがアメリカでサッカーすんなよ的な解釈もできる。

誤解のないように言うと、私は今までアメリカで差別と言われるようなことを受けたことはない。留学に関する情報を集めていくうちに明らかになる差別という二文字であるが、そんな前例はなかったかのように今まで過ごしてきた。かろうじて私が聞いたことがあるのはJewishについてぐらいである。

だから試合後彼は「あの時は興奮していて本当に悪かった」とすぐに私に謝ってきたのだ。本当に悪いのはファールをした私の方であるというのに...

私はよく中国人や韓国人だと誤解されることがある。高校の時の英語の先生にフィリピン留学時代の写真を見せると「写ってないやん」と言われ、「これですよ」と指さすと「あぁ!これか!香港からの留学生かと思ったわ!」と言われる始末である。笑

じゃあ中国人、韓国人、香港人と言われて嫌なのかと言われると決してそんなことはない。印象なんて見る人によって違うもので、あの映画面白かったねという人もいればつまらなかったという人もいる。それと一緒でかっこいい、かわいいもそれぞれの人によりけりであり、国籍だってそうだ。私たちがアメリカ人カナダ人、ヨーロッパの人々を見分けるのが難しいように彼らだって悪気はない。

大事なのは受け取る側の寛容さではないだろうか。過去に何があったから、自分に直接かかわってない人たちがいがみ合ったから、そんなことで人の価値観を決めつけてしまって本当にいいのだろうか。私の場合、真っ先に出てきたのは「I love Jackie Chan.」という感情だ。

私は日本人である。そんなことは自分が一番よく知っている。アメリカに留学しようが他の国に旅行しようが私が日本人であることに変わりはないし、誇りに思う。だから周りがどうこう言おうが構わないし、そんなに簡単にその誇りは無くならないのではないだろうか。

そして、それと同じように、Japaneseであることを誇るのと同じように、中国人や韓国人だと間違われることを誇りたい。

だってそこに友達がいるから。ニュースで得るどんなねじ曲げられた事実より、一部のクレイジーな人々の行動より信用できる事実があると思う。

そういったインターナショナルの友達を作ることが国への偏見、人種差別を無くすきっかけになるかもしれない。

そう思った日曜日でした。

PS. 記事を書くのが本当に遅くて申し訳有りません。せっかくの交換留学記で多くの体験をしているのでもっと頑張ります!