Mooniswapが1inchの次世代AMMプロトコルをNEARにもたらす

NEAR Japan

 

著:ALIAKSANDR

 

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制限の無いMainnetのローンチからの1ヶ月間、NEARコミュニティはクラス最高のアプリケーションをプラットフォームに導入するために懸命に取り組んでいます。1inch.exchangeのMooniswapは、NEARエコシステムに新たに加わった最新のメンバーです。

ユーザビリティとパフォーマンスを重視するNEARは、ガス料金の低減、低レイテンシー、柔軟なアカウントモデルを備えたアットスケールの実世界アプリケーションをサポートすることでDeFiに新たな機会をもたらしています。1inchの分散型取引所(DEX)アグリゲーターは、主要DEXからの流動性と価格設定を1つのプラットフォームにロールバックするように設計されており、希望する取引に最適な価格を提供することができます。NEARをベースに構築されたMooniswapは、次世代AMMの可能性をOpenWebにもたらします。

1inchのCEO兼共同創業者Sergej Kunz氏は、同社のプラットフォームの成長とMooniswapのNEARでの構築について興奮している理由について語りました。

“NEARはEthereumがコミットしているものを既に提供していることもあり、NEARは大きな可能性を持っていると考えています。NEAR上に構築することで、現時点で最高品質のシャーディングを経験し、Ethereum 2.0の到来にも備えることができるでしょう”

Ethereum 2.0に先駆けて彼らが求めるシャーディングを提供するNEARは、現在成長過程で迅速なスケールを必要とする分散型アプリケーションの注目を集めています。Mooniswapは、NEAR<>ETHレインボーブリッジ のパフォーマンス、コスト効率、移植可用性を用いたNEARで構築される多くのアプリケーションのうちの最初のものに過ぎません。

DEXにおけるフロントランニング問題

ブロックチェーンアプリケーションは長期間、金融取引のエコシステムにおける公平性と透明性の問題を解決しようとしてきました。しかし、ブロックチェーンがオープンであることを逆手に取って、DEXの非効率性を悪用するアービトラージボットのような悪質な戦術が広く使用されているのが現状です。ウォール街のプロトレーダーと同様に、アービトラージボットは一般ユーザーの取引を予測し、一般ユーザーを犠牲にして利益を最大化するためにネットワークの遅延を最適化することができます。一般的にフロントランニングと呼ばれるこれは、1inchチームがMooniswapを立ち上げるきっかけとなった主要な問題でもあります。

ブロックが生成される前に取引とガス料金が公開されているため、アービトラージボットは市場の方向性を瞬時に予測し、より高いガス料金で取引を提出し、自分たちの取引を優先的に採掘させます。この手法により、アービトラージトレーダーは本質的に流動性提供者から“行動を盗む”ためにフロントランニングを利用しています。

Mooniswapのソリューション

Mooniswapは、この問題を解決するものあり、スワップ発生時にMooniswap AMMは即時に反対方向の価格を対応させるのではなく、時間をかけて徐々に実行します。高スリッページ取引はアービトラージ実行者が利益を得る機会となりますが、Mooniswapエコシステムでは、取引所の実際の残高はスリッページによる変化を即座に反映させず、新たな取引は古い価格で執行され、5分間をかけて価格はプール残高に基づき徐々に真の価値に更新していきます。

Mooniswapでは、アービトラージの実行者はスリッページのほんの一部のみを回収することができ、残りはプールに残ることで流動性プロバイダー間で共有されます。価格がすぐに更新されるわけではないので、他のユーザーに先んじる手法だけでは利益を得ることはできなくなります。

Mooniswapのシャーディング対応

NEARは、ブロックチェーン業界にシャーディングによるスケーラブルモデルを導入しました。このアーキテクチャは、既存のdAppがシャーディングネットワークを利用してインフラストラクチャの構築とテストを開始し、他のブロックチェーンが将来的に提供すると約束しているスケールメリットを今体験できるというユニークな機会を提供します。

“過去にNEARのブリッジ開発者であった私は、NEARプロトコルによるゲームチェンジャーともいうべきをイノベーション上に、Mooniswapというまた別のイノベーションが構築されるのを見て非常に興奮しています。MooniswapのNEARへの移行は、ブロックチェーンとDeFi領域全体を構成するコミュニティに相乗効果と好循環をもたらすでしょう”
と1inchの共同設立者兼CTO Anton Bukov氏は述べました。

まずMooniswapはプロトコルをNEARの仮想マシンに移行します。NEARレインボーブリッジとEVMの統合により、短期的にはNEAR上でのシームレスな取引が可能になり、長期的にはさらなるスケーラビリティを実現するためのソリューションを構築していきます。最終的には、シャードアーキテクチャに基づいてNEARネイティブのコアプロトコルを再構築し、初のシャード分散型取引所となる予定です。

Mooniswapの主なマイルストーン

チームは先日1inch version 2を発表しました。主なハイライトは、Pathfinder、新しいディスカバリーとルーティングアルゴリズムを含むAPI、直感的でユーザーフレンドリーなUIです。この改良によりスワップのレートがさらに向上し、レスポンスタイムが短縮されます。スケーラブルな分散型取引所を提供し、公正で透明性の高い未来を実現するために、より多くのプロダクトや機能を構築していきます。

NEARコミュニティへようこそ

1inchチームをNEARコミュニティに迎えいれることができ本当に幸せです。公正で透明性の高いスケーラブルな分散型取引所を構築するという彼らの目標をサポートできることに興奮を隠せません。今後もNEARに参加する優れたパートナーについてのニュースは数多く提供されますのでご期待ください。

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