「近くに教会があったの 至るところにあるんだけど そこはすこしだけ
大きなところで 中でだれかしらマイクを通して話してるの現地の言葉らしくて何を言ってるのかはわからないんだけどおそらく説教でしょうね
長椅子がならんでてひとがいっぱいすわってて正面に祭壇っていうのかしらが見えてあかりひかりがきれいだった で外で教会の敷地内だけど
蝋燭がいっぱい点けられててそこでもひとがいっぱいいて祈ってるの
祈る際に蝋燭を捧げてるみたい 蝋燭に火をつけてそれを手に持って
なにか祈りごとをとなえて蝋燭を置くいれるところがあるの 五本十本ってまとめて火つけてるから灯してるってより燃やしてるって感じで情緒みたいなのはなくて そのあとにその正面にある像 神様か聖人かしらガラスケースのなかにいるんだけど5、60cmぐらいの高さでその前側のガラスにみんな手をあてて目を閉じて頭を垂れて祈ってるの 神か聖人にすがるようにして手をあててガラスには手のあとがやっぱりいっぱいついてるの そこで祈ってる人たち見てるとなんか泣いてるように見えて 涙をながしてるわけじゃないんだけど祈るってそういうものなのかもしれないけれどみんな泣いてるようでわたしにはそう見えたの そこにしか救いがないみたいにその像に話しかけてるの このひとたちは普段どんな暮らし生活をおくってるんだろうかとか このひとたちは救われてないんだろうか神さまはこのひとたちをすくってないんだろうかとか思っちゃって そんな単純なことじゃないんだろうけど単純にそう考えたりしたの それにその蝋燭でも教会のまわりでこれまたたくさんのひとが手に持って売ってるの半分売りつけてるような感じでおじさんやおばさんやおばあさんやら小学生くらいの女の子やらが売り歩いててすこしでも多く売ろうと必死な感が伝わってきて ああこのひとたちも生活のために祈りのための蝋燭を売って稼いでるのかなとか それを祈る人が日々のため生きていくために祈るために買ってるのかななんて いろんなことを現地のひとの生活とは距離があるだろう異邦人でクリスチャンでもないわたしが現地人でキリスト教徒の男友達とみてまわりながら自分の価値観だけを基準にしながら勝手に勝手なことをそこで考えたりしてたの なんか不思議な感じだった」
おれも不思議だった
こんなところでこんな美人からこんなはなしをきいてるなんて



