AIの発達により、偽の映像や音声が簡単に作成できるようになり、世の中にはフェイク情報があふれている。

その中で、近年私の周囲で「焼き餃子は日本発祥」という情報をよく目にするようになったため、実際に調べてみた。

焼き餃子と聞いてまず思い浮かぶのは、「宇都宮 vs. 浜松」の消費量をめぐる論争である。

AIによると、「2024年の総務省家計調査では、浜松市が餃子の購入額で2年連続全国1位」とのことだった。

では、焼き餃子の発祥地は宇都宮なのだろうか。

ネットで「宇都宮 餃子」と検索すると、「宇都宮観光ナビ」というページが見つかった。
そこには次のように書かれていた。

 

宇都宮の餃子は戦後、満州から帰国した日本人が、

本場中国の餃子レシピを広めたのが始まり

 

 

 

 
どうやら、宇都宮は焼き餃子の発祥地ではないことが判明。
 
それなら、ライバルの浜松なのか?
 
キーワードを「宇都宮」から「浜松」検索してみると、浜松餃子学会 がヒットした。
 
なんとその中に、こんな文を見つけた。
 
「日本に於ける焼き餃子文化は、ほぼどの地域も起源を
同じくします。
 
それは、「戦後、中国方面からの復員兵達が商売として
始めた」ことです。
 
中国での食体験を基に、戦後の混乱期を生き抜く為に食べ
物を売る事にした訳です
 
 
 
つまり、このメジャーな二つの都市が共に、公式見解として「焼き餃子は日本発祥ではない」と認めていることが判明。
 
先日、テレビ朝日の番組を観ていたところ、NHKの料理教室にも出演しているという、自称「日本料理研究家」の女性が、
自信満々に「焼き餃子は日本発祥です」と言い放っていた。
 
それを聞いた出演者の石原良純氏は、特に疑う様子もなく納得していた。
今後、彼を起点にこのフェイクニュースが広がっていくのではないかと心配だ。