こんにちは。わたなべドラム教室の渡辺達文です。
「ドラムは簡単な8ビートしか叩けない」
「ライブをやることになっちゃった」
「何をしたらいいのか分からない!」
こんなお悩みを持っている方向けに、曲を仕上げるためのノウハウをまとめてみました。
この記事は【本番編】ということで、本番近くに読むことを想定して書いています。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
※2つ前の記事で【準備編】、1つ前の記事で【練習編】を書いています。
そちらをまだ読んでない方は、前の記事から読んでみてくださいね。
①本番より前の日にやる準備
リハーサルをしよう!
本番を想定したリハーサルはなぜ必要なのでしょうか。
それは、本番の日はただ曲を演奏するだけではないからです。
本番日にやること:
- 演奏
- MC
- 会場設営
- 機材運搬
- 機材のセッティング
- 音響や照明の確認
- ステージの入りはけ
本番とは別日にリハーサルをすると、自分たちの用意が足りているのか、足りていないのかが分かります。
準備しなければいけないことが分かると、当日アタフタすることも減りますよ。
リハーサルの前にはセットリスト(曲順)を決めておくといいですね。
また曲間(曲と曲の間)をどうするかも決めておくといいです。
- 曲間でMCをするのか
- いつなんのMCをするのか
- いつメンバー紹介をするのか
- 2曲続けて聞いてもらうものはあるのか
- 1番最初の曲の前にMCするのかしないのか
こういうのを決めておき、リハーサルで実際にやってみるといいですね。
もしライブハウスで本番をする場合、事前に同じライブハウスでリハーサルができるとベストです。
ただ、費用も掛かることなので、必ずしも同じ会場である必要はありません。
リハーサルはリハーサルスタジオ、本番はライブハウス、とかでOKです。
また、ライブやコンサートのノウハウは本になってまとめられているので、あらかじめ見ておくと参考になります。
機材を確認しよう!
ドラムは1つでも機材が欠けると演奏が出来なくなってしまいます。
当日使う機材を確認は重要です。
機材を持ち込む場合は、持ち込む機材のリスト(一覧)を作っておくといいですね。
忘れがちな機材:
- ドラム椅子(スローン)
- スタンド
- ミュート
- キックペダル
- チューニングキー
- ドラムマット(ないと床を傷つける場合があります)
- 養生テープ(滑り止め)
- 譜面
- 小物打楽器(鈴、タンバリン、カウベルなど)
- 衣装
- 本番用の靴
- イヤモニ(イヤホン)
- チラシ(フライヤー)
- 飲み物
- 軽食
機材搬入方法を確認しよう
a.手持ちの場合
手持ちで機材を持って行く場合はカートなどを使うと良いです。
機材が重い場合、1000円くらいのカートだと耐えられずに壊れることがあります。
しっかりしたカートはお高いですが、壊れにくいですし、運ぶときも安定するのでオススメです。
b.車の場合
車の場合は駐車場や搬入経路を確認しておきましょう。
- 会場の駐車場はあるか
- 会場の駐車場がない場合、近くのコインパーキングはどこか
- 駐車場のキャパシティは十分あるか(満車になってたりしないか)
もし遠くのコインパーキングに停めに行く必要がある場合は、入り時間に余裕をもっておくといいですね。
車で搬入する場合は、
台車があると便利です。
車を会場の目の前に駐車できるなら大丈夫ですが、車と会場が離れている場合は、搬入時に何度も往復しなければならなくなります。
駐車場~会場が遠い場合や、会場がとても広い場合は台車があるといいですね。
※会場によっては台車を借りれることもあります。
役割分担を確認しよう!
慣れるまでは、当日誰が何をやるかを決めておくのがいいでしょう。
役割の例:
- 当日のMCは誰か
- 受付は誰か
- 誰がカウントを出すか(曲ごとに異なる場合は要注意)
- 音響のセッティングは誰か
- 録画・録音担当は誰か
- 会場設営は誰か
- 会場スタッフさんとのやり取り担当は誰か
スケジュールを確認しよう!
スケジュールもあらかじめ確認しておいてください。
確認したスケジュールは要項として紙にまとめ、メンバーと共有するといいですよ。
確認しておくべき時間の例:
- 会場に何時につけばいいか
- いつどこで衣装に着替えたらいいか
- お客さんはいつからくるか
- 転換の時間はどのくらいあるか(複数の団体で出演する場合は重要)
- 本番前はどこにいるか(ステージ袖、ステージ上、控室など)
- 本番後のお見送りはできるか
- 解散は何時ごろか
休養と睡眠はしっかり!
本番前は緊張して眠れないこともあるでしょう。
「あれもこれも確認したい!」となるかもしれません。
ただ、身体の状態が万全でないと、いいパフォーマンスは出せません。
実力を発揮するためにも、本番前夜はちゃんと休んでくださいね。
もししっかり休めずに当日を迎えてしまった場合は、カフェインを取ることで一時的に元気になります。
ただ、カフェインで疲れがなくっているわけではありません。
疲れを感じにくくなっているだけなので、あまりカフェインに毎日頼りすぎない方がいいですね。
②本番日
スケジュール厳守!
本番前は余裕をもって行動するようにしてください。
電車が遅延したり、道が混んでいたりすることもあります。
早めに会場に向かうようにしましょう。
あいさつは大事
会場スタッフの人や関係者、お客さんに会ったらあいさつしましょう。
本番前に緊張したら
ベタな方法なので、逆に忘れがちですが、深呼吸は有効です。
たっぷり息を吸って、ゆっくり吐くのを繰り返しましょう。
普段飲酒をする方の場合、緊張を紛らわすためにお酒を飲みたくなる人もいるかもしれません。
飲酒は演奏に悪影響がでる可能性もあるので、できたらやめておいた方がいいですね。
お酒は演奏後の楽しみに取っておきましょう。
本番は練習通りに
本番になると普段の練習でやってないことをやりたくなることもあります。
ただ、練習でやっていないことは本番でもできません。
「このフレーズでカッコよく腕を挙げよう」「スティック回ししてみよう」と思ったら、次の本番までに練習することにして、本番中はぐっとこらえてください。
本番中に間違えちゃったら
できるだけ演奏を止めないこと!
曲の進行を間違えた場合(「自分だけ違うところを演奏してる気がする」ってなった場合)も演奏は続けてください。
演奏をしたまま他の人が演奏しているところに合流するようにしてください。
小さいミスはあまり気に留めないようにしましょう。
あまり気にしすぎると、また別のところで間違えてしまいます。
本番が終わったら
見に来てくれた人にあいさつしてお礼を伝えましょう。
撤退前に会場のスタッフさんにもあいさつしましょう。
③本番の翌日以降
本番当日でもいいですが、見に来てくださった方にメッセージを送るといいですね。
お客さんにお礼を伝える機会は3回くらいあるので、可能であれば3回お伝え出来るといいですね。
- 本番の会場にて口頭で「今日はお越しくださりありがとうございました。」
- 本番後のメッセージ「昨日は(今日は)見に来てくださってありがとうございました。」
- どこかでまた会った際に「先日、●●での本番の際はありがとうございました。」
さいごに
3回にわたる長いブログになってしまいましたが、ここで記載されていることが出来れば初心者でも問題なく本番を迎えられると思います。
ぜひ参考になさって下さい。
お読みいただきありがとうございました。
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