広告営業に配属が決まりました。
他の同期も、メディアとか、子会社とか、人事とか、PRとか、いろんなとこに配属→散っていっていよいよココから始まるって感じです。
配属ですごく印象に残ってるのは、配属希望を出す期間。
他の会社はどうだかわからないけど、ウチの会社はとっても政治的。
希望部署の先輩社員とランチに行ってアピール!!社長にメール!!人事に直訴!!
第2の就活みたいに、水面下でいろいろ進行してて、見てて勉強になった。
スタートラインは平等ではない。欲しいものは、行動して掴み取る。
私は、あまり絶対ココに行きたい!っていう部署がなく、営業職につければどこでもいいやーっていうスタンスだったけど、
みんなの必死な様子に、「こんなのんびりしてていいのか自分」と焦ってしまったほど。
そんな私とは対象的に、人気部署PRにどうしても行きたい同期のN芳。
明るくて社交的だし、JJに出てきそうなほどカワイイ。PRにいそう!
最大のアピールチャンスである、宿泊研修での社長面談でもとにかくPRに行きたいことをアピールしてた。
でも、
社長「PR希望多いんだよねー。でも今年は男の子欲しいって(PRの部署が)言ってたしね~」
N芳「え・・・・」
宿泊研修のメインは鬼のグループワーク。
睡眠時間0。疲労困憊。精神的にもかなり追い詰められて、何度泣いたかわからない。
そんなさなかに突然乱入して突然始まる社長面談。
涙ぐむ彼女。
うわー、かわいそう・・・・・。んなこと言わなくていいじゃん社長(>_<)
でも、正直、難しい状況。
希望者多い。枠少ない。押しが強い子がたくさんいる中で、彼女は控えめに見えた。
社長が出て行って、目に見えて落ち込む彼女。
カワイイだけじゃなく、相手の気持ちに気が回って優しいし頭もいい。
そういう彼女のよさが伝わればいいなーとぼんやり考えてたけど、女の子女の子した印象の彼女は、配属競争の中で自分のこと押し出せるのかなーってちょっと心配だった。
で、1時間後くらいに突然乱入してきたのは役員のN山さん。
新人の名前を覚えるために部屋をぐるぐる回っているらしい。
こっちは、怒られて、煮詰まりまくってて、全員なみだ目。
N山さん「(うわーだいじょぶか?的な笑顔でN芳に)えっと、N・・・N・・・・」
N芳「PRに行きたいN芳です」
社長にダメだって言われた後で、グループワークも煮詰まってて、疲労もピークだし、
とにかくぼろぼろの状態で、彼女がした自己紹介は「PRに行きたいN芳です」。
かっこいー!!!
この女すげー、と思った。
あの極限の状態で、絶対譲れない何かを持ち続けられる強さがカッコイイと思った。尊敬した。
涙目で、でもピンと立って、強い目で言い切ったのがキレイだと思った。
イイオンナだと思った。
結果、彼女は営業職に決まって、ものすんごく落ち込んでたけど、
あの強さがあれば、いつか希望は叶うと思う。
がんばれー!!
私もそんな強さを見習いたい。
こんど自己紹介するときは
「●●したい吉川です」
って、自分の希望と一緒に名前を言ってみよう。