君たちはどう生きるか 

 

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<登場人物>

・主人公コペル

→中学生。コペルニクスのような大きな発見をしたことから無職のおじさんにあだ名として付けられた。

 

・無職のおじさん

→コペルと手紙のやり取りをするキーパーソン

 

・浦川くん

→貧しく家族を支えるため働くコペルのクラスメイト

 

本当に価値のある人間とは何か。

今まで考えてきたことのなかった価値観だった。

 

世の中では年収が高く、学歴が高い人間はすごいともてはやされる。

しかし、彼らはいったい何を与えているか?

 

私はというと毎日身の回りにあるものを消費するだけの「消費専門家」だ。

毎日使うテーブル、食材、スマホ、歯ブラシ、

 

全部与えられたものだ。

誰かの汗水流した努力の結晶を、お金を対価に享受している。

 

自分から与えることといえば、塾でのバイトぐらい。でも教えている生徒は三人しかいないので世の中としては三人にしか還元できていない。

 

給料は「世の中でどれだけの人を感動させることができたか」で決まると以前読んだ本に書いてあって目から鱗が落ちた。

本当にその通りだ。

 

つまり今の私には人を感動させる能力が薄いということ。

 

この本の中には浦川くんという、貧しい中でも油揚げを商売にし物を生み出している男の子が出てくる。

浦川くんはおとなしいのでクラスでいじめられている。

 

だけど、世の中のために動けているのは、消費専門家にならずにいるのは誰だろうか。

紛れもない浦川くんだ。

 

浦川くんはノートの文字をびっちりと敷き詰めて書いて無駄を無くしたり、貧しい苦労の中でも懸命に生きる姿が描かれている。

進学できることも当たり前ではない。

 

ほとんどの人は当たり前ではないことを理解している。でも意識できているか?それはまた別の話だ。

 

余裕があるのなら還元していかなければならない。それが”生きる”ということなのだと感じた。

 

私も毎月少額でもいいから寄付をしようと思った。

 

”世の中は自分を中心に回っていない”

 

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日本では2、3年総理大臣を務めるとほとんどの人が体を壊してしまうらしい。

安倍総理もここ数年で一気に老け込んだように感じる。

 

”トップ”に立つってそれだけ重圧が大きいんだなあ。。