こんばんは。
MIKIKOです
昨日フィールドワークで行ってきた
国分寺市をご紹介します
今回目指したのは西国分寺駅南界隈。
ここには、国分寺かるたの題材に決まった、
武蔵国分寺・尼寺跡、薬師堂、真姿の池湧水群、
お鷹の道、伝鎌倉街道、
たまらん(多摩蘭)坂などがあります。
関越道を降りて立川、国立、
そして国分寺に入ろうとしたあたりで、
“多摩蘭シュー”なる看板を発見
おっとこれは
今日廻る予定の「たまらん坂」に関係あるもの
急遽車を脇道に停めて、ときめきを感じながらお店へ
多摩蘭シューを2個注文し、
お店の人に坂の場所についてたずねますと、
「この先をちょっと歩いた先にありますよ」とのこと
おおラッキー
探す手間が省けました&
美味しそうなシュークリームまでゲット~
かるた目線、ビュンビュンに飛んでます
ちなみに「たまらん坂」は、
故忌野清志郎さんが作詞作曲した『多摩蘭坂』で、
一躍知られるようになりました
名前の由来は色々あるようですが、
昭和初期に東京商科大学(現一橋大学)の学生が、
坂道が急で「たまらん」と言ったからとかなんとか。
お店の人の話続き。
「別になんとはない普通の坂ですよ。
昔は石垣もあってそれらしかったですけど・・。
忌野清志郎さんがお亡くなりになったときは、
花束がたくさん置かれていました。」
そんなエピソードをいただいて、
いざ「たまらん坂」へ。
てくてく
こちらが「たまらん坂」(坂下)です
信号角に道標がありました。
実際にのぼりおりしたけど、
特に「たまらん」という気は・・
今は舗装されているから歩きやすいのかな。
昔はもっと急勾配だったのかもしれないですね。
車に戻って中で多摩蘭シューを堪能した後、
武蔵国分寺跡へ
「お鷹の道」
この辺りは江戸時代、
尾張徳川家の御鷹場に指定されていたそうです
現在は石畳の遊歩道が整備され、
“お鷹の道”として親しまれています。
とても静かで雰囲気のある道。
誰とどんなことを話しながら歩くのがいいかなあ~、
なんて想像にふけったりして
「真姿の池湧水群」
お鷹の道の先にある「真姿の池湧水群」は、
環境庁の全国名水百選に指定されています。
多摩川に注ぐ、野川の源流にもなっています。
源流、好きだな~
ごらんください
とっても清らかな水です
ペットボトルやポリタンクを持って、
水を汲みに来ている人も結構いました。
お茶やコーヒー、手作り石けん等に使われているようです。
私もちょうど空のペットボトルを一本持っていたので、
列に並んでいただいてきました。
この水を使って、ふっふっふっ・・というのも
「真姿の池」の由来について(環境省指定名水百選HPより)
嘉祥元年、絶世の美女といわれた玉造小町が難病で苦しみ、
病気平癒の祈願のため国分寺を訪れ21日間日参すると
一人の童子が現れ小町を池に案内し、
この池で身を清めるように言って、姿を消したので、
小町がそのとおりにすると病は消え、
元の美しい姿に戻ったという伝説がある。
どうです霊験あらたかな尊いお水なんですね
これを使えばきっと私にも何かが起こる
足下の水底をズームイン
石についている気泡、わかりますか?
ちょっと白っぽくなっているところです。
空気をたくさん含んでいるんですね
地元自治会がホタルの住む川づくりにも取り組んでいます。
国分寺崖線(ハケ)が生んだ恵み、
地元の方々によって大切に守られています
武蔵国分寺の創建当時編纂された万葉集にちなんで、
歌の題材として好まれた植物が植栽されています
その数約160種
各植物のそばには解説版が立てられています。
万葉人はどんな想いを草木に寄せたのでしょうか。
緑の頃にまた来たいです
建武2年(1335年)、新田義貞の寄進により、
武蔵国分寺史跡の金堂跡付近に建立されたと伝えられています。
現在のお堂は宝暦年間(1751~1763年)に再建されたもの。
えっ
なぜ新田義貞の名がここで
群馬県太田市出身の私にとって、
義貞は教科書にも載っている、わが郷土の偉人中の偉人
「上毛かるた」にも“歴史に名高い 新田義貞”とあります。
ちょっと調べてみましたら、
とんでもない事実がわかりました
新田義貞って、武蔵国分寺を焼き払った
張本人だったんですね。。。
ガーン
日本史で勉強したかもしれないけど、
すっかり忘れていました
調書
1333年(元弘3年)、
上野国新田庄で鎌倉幕府討伐の兵を起こした新田義貞。
勝ち戦を重ねるものの、分倍川原で対戦した幕府軍に大敗。
後退の際に当時600年の歴史をもつ武蔵国分寺に火をかけて焼き払う。
その罪滅ぼしのためか、その後黄金や伽藍を武蔵国分寺に寄進し、
薬師堂も再興。
必要に迫られたとはいえ、
義貞公、なんとも恐ろしいことをされたものです。
“歴史に名高い”とは陰陽合わせた意味だったんですね
念入りにお堂に手を合わせました。
おっと、こんな遅い時間になってしまった。
もう寝なきゃ!
ということで、続きはまた明日
おやすみなさ~い