私は小さい頃祖父母と一緒に住んでいたので、

昔の話を聞くのが大好きでした。

長い人生から学ばせてもらうことはたくさんあります。


今、100歳に近い人生の大先輩がご活躍されています。

「命の授業」で全国の学校等をまわられている日野原重明さん、

人生に迷っている人を温かいおにぎりで励ましている佐藤初女さん、

90歳から詩を書き始め、著書『くじけないで』が人気の柴田トヨさん・・・

それぞれの方が、人生の苦楽から見つけた“生きることの意味”を

次の世代に伝えていらっしゃいます。


考えてみれば先人の知恵を蒐集した「いろは(ことわざ)かるた」も

長い人生からの贈り物といえますプレゼント☆

遊びを通して世代から世代へ伝えられてきました。

(郷土かるたはその変容バージョンですね)


今日は「いろは(ことわざ)かるた」の現代版と言えそうな

ニュースを発見しました。


●「信濃毎日新聞 信毎Web 2011年1月21日付」参照

昨年11月に「大鹿かるた-百歳からの贈りもの」が販売され、

県内外から注文が殺到しているそうです。

作ったのは下伊那郡大鹿村で宅幼老所を運営する

NPO法人あんじゃネット大鹿さん。

施設を利用するお年寄りたちが何げなく語った言葉を、

職員の方がかるたにしたそうです。

「一日が一年なの。尊いの」

「幸せはくるものじゃなくて、つくるものだ」などなど。

大先輩が語る言葉には重さがあります。

3月にはかるた大会も開かれるそうです。


かるた遊びを通して、同世代で、また世代間で、

生きることの意味をシェアできたら、

悩みや悲しみ、苦しみの重さが変わってくるかも。

人生との向き合い方がまた違ってくるかも。

こんなかるたがあちこちに増えていったら、

社会はどんな風に変わるだろう・・・

そんなことを考えさせられました虹