某TV曲が韓国ドラマを多く放送し、韓流アイドルグループを頻繁に番組出演させてることに関して以前から批判の声があったことは知ってました。
それに対して某俳優がツイッターでコメントしたことで火がついてマスコミがその火に油を注ぎ騒ぎが更に大きくなったわけですが・・・・

何か違くね?

とオイラは思うのです。
なんか論点がずれてるというか・・・・
某俳優に関するスキャンダラスな扱いが中心で、騒ぎの根本的な部分に触れていないような気がするのです。


某TV局が韓流ドラマやアイドルに力をいれるのは「権利を買った」からであってビジネスとして当然のことだと思います。


キー局と呼ばれる在京のTV局(一部の地方局も)はグループ会社の中に<出版社>というものを持ってます。
出版と言っても書籍関係ではなく音楽や番組などのコンテンツの<版権>を持っている会社です。
ドラマの主題歌などの場合多くのケースでこの<出版社>が権利の一部を持ってます。
ドラマで毎週流れる・番宣等で主題歌が頻繁に流れる→ヒットする→出版社に利益が入る→グループ会社全体でより多くの利益を得ることができる。
そういう仕組です。
なので今回の騒ぎの場合某TV曲が自社で権利を持っているコンテンツをプッシュしているわけであって、それに関してはなんの問題も無いとオイラは思います。

でもってそのコンテンツを求めている人たち・・・つまりマーケットがあるからこそビジネスとして成り立ってるのも事実です。
誰も求めていない・・・つまり「面白くない」コンテンツなら最初から日本で紹介されることもないでしょう。
個人的には韓流ドラマなどはかつて日本で放送されていたトレンディドラマっぽい雰囲気もあったりして、いきなり浅野ゆう子とか石田純一が出てきても不自然じゃないくらいw
そんなテイストが、ある世代以上の日本人にははまりやすいのでしょう。
放送時間帯を見てもそうした世代に向けてるのがわかります。
なのでしっかりとした<需要と供給>のもとに放送されているのであってそれを批判するのはどうかと思います。


それより何より「違くね?」と思うのが「んじゃこれがフランスのドラマや音楽だったらどうなのよ?」ってことなのです。
仏流ブームだったら・・・こんなに批判されたんでしょうかねぇ?
フランスならまだしもオーストラリアだったら<豪流>ですよ。
すっげぇ流れ早そうです。ブームに溺れます確実に。
てな冗談はさておき・・・なぜ韓流だけが叩かれるのか?
マスコミは今回の騒ぎをつつき回してますけどここんとこに触れた意見は殆ど無いようです。

触れないのは・・・日本人が韓国人に対して抱いてる根本的な意識が問題だからじゃないかとオイラは思うのです。



かつて多くの日本人は韓国人を<格下>に見てました。
恐らく韓国人側にも日本に対するコンプレックスがあったでしょう。
もちろんそこには大変複雑な歴史的背景があるわけですがこの場では詳細に触れるのはやめときます。

しかし日本における韓流ブームの先駆けになった「冬のソナタ」の日本での放送が2003年~2004年だったのは注目すべき点があります。
当時の韓国の大統領は盧武鉉氏です。
盧武鉉大統領は「過去の歴史に囚われるべきではない」とし、当時の小泉首相と頻繁に連絡を取り日韓問題の解決を望んでました。
冬ソナはそんな日韓関係が良好な(良好だと思われていた)時期に放送されたわけです。

そして冬ソナをきっかけに多くの韓流ドラマが日本に輸入されるわけですが2005年くらいになると日韓関係が変化してきます。
小泉首相の靖国神社参拝等をきっかけに盧武鉉氏の考え方は日本に対して厳しいものに変わってきました。
そして2008年に大統領は李明博氏へと変わり日本に対する態度は更に厳しくなってきたわけです。
竹島問題が近年になって大きく報道されるようになってきたのも2004年ころからでした。

そうした背景の中であれば韓国内で反日的な行動や発言が
増えるのは当然でしょう。
かたや日本ではそうした韓国内での反日行動を伝えるニュースが増え、<韓国=反日国>的なイメージが強化されてきたわけです。

それなのに今、日韓関係がギクシャクしてる真っ只中でなぜ<韓流ブーム>なのかに疑問をもつべきなんじゃないか?
日本に対して攻撃的・挑発的な態度をとってる国があり、日本国内でもその国に対しての印象はけして良くない。それにもかかわらず多くの日本人がその国のコンテンツをなんの疑問も持たず受け入れてる。
まるで安い中国製品を買うように韓国産コンテンツを買い漁る日本の放送局がある。
オイラの勝手な想像ですが、某俳優はそこに違和感を感じたんじゃないでしょうか?
彼の発言の主旨は「日本人としてのプライドはどうなんだ?」ってことであって「嫌韓」とはちょっと違うような気がします。
どうもそこを履き違えて、この発言に絡んででネット中心に韓国批判ばかり盛り上がってたりするところがオイラ的に「違くね?」と思う原因なのです。



オイラ個人としては韓流コンテンツに対して特別な感情は持ってません。
面白いしよく出来てるし他の海外コンテンツと同じ程度にしか見てない。
ただしブームに便乗するのだけは絶対いや。
まぁこれはオイラが生まれつきへそ曲がりなせいもありますがw
やっぱりね、心のどこかで疑ってる部分もあるんですよ。
中には悪意のあるヤツもいる筈だって。
誠意を持って「韓国の文化を知ってほしい」とか「韓国のいいものを知ってほしい」と言う人もいれば、たんなる<カモ>としか見てない奴もいるに違いない。
<お得意様>ってのは売り手と買い手の間に<信頼>があって成り立ちますけど<カモ>はそうじゃないですからね。
ブームに乗せられて韓国旅行へ言って買い物をする・・・その店の主人はそうして得た金でバスに乗って集会へ行き、そこで日の丸を燃やしてるのかもしれない。
そんな悪意を持った想像だってできちゃうわけですよ。
だから<カモ>には絶対になりたくない。
アーティストとか作家とか映画監督とかの個人ならまだしも<韓流>なんてそもそも幅が広すぎますもん。
ひとつひとつをニュートラルな目で見ないと危険じゃないのかな。
だから<韓流>はいいけど<韓流ブーム>にはちょっと距離を置きたい。

今回の騒ぎでここぞとばかりに韓国批判をしてる人たちってのもある意味<カモ>なんだと思います。
ちゃんと自分なりの理由があって批判してる人たちがどれだけいるんでしょうか?
なんとなく「韓国人が日本人を嫌ってるから」という<印象>だけで仕返し的に便乗してる人がほとんどのような気がします。
結果的にそういう人達が嫌ってる<反日的韓国人>にネタを提供してるようなもんじゃないですか。


正直オイラ自身も韓国が好きかと言われれば「嫌い」と答えるでしょう。
でもそれは個々の韓国人や韓国の文化に対しての感情ではなく「やたらと日本に対して挑戦的になるお国柄」というとてもアバウトな印象のせいです。
だけどそういうアバウトな印象とドラマの面白さは別物なんだから否定するのはおかしいと思う。
ぶっちゃけ大阪人が東京に対して取る態度と同じようなもんだと思ってますす。
蛇足ですが・・・オイラなんか大阪勤務時代にマクドナルドを「マック」と言っただけで「東京モンがスカシやがって!」みたいなこと言われたことがありますからw


閑話休題・・・


友好的な政治背景の中<冬ソナ>がきっかけで始まった韓流ブームですが、残念なことにそのブームが成熟した頃になって日韓関係があまりよろしくないというそんな<間の悪>さってのが今回の騒ぎの背景にあることをちゃんと見なくちゃいけないんだと思います。。
「なぜ韓流だけが叩かれるのか?」って問題はそこに答えがあると思う。
だけどそうした問題提起は大手マスコミには難しいんだと思います。
語るには非常にデリケートな部分に触れなくちゃいけないですからね。
ちょっとした言葉尻を捉えてまた韓国が抗議してくるのは目に見えてますし。
だから余計に論点が見えなくなっていっちゃうんでしょうかねぇ。




ところで『製パン王 キム・タック』・・・・
今度はキムタクまでパクったか?・・・と思いましたが違いました。
パクリの常習犯はは中国でしたw
ドラマはなかなか面白いです。
非常に少年漫画的ではありますが。




と長々と書いたあとに気がついた。
結局のところ<島国根性>が抜けてない日本人ってのもあるんだろうなぁ・・・と。








オイラの世代はサッカー暗黒時代でした。
たまたまなのかもしれないけど中学・高校でもサッカー部は全学年合わせてやっと1チーム作れるくらい。
高校のサッカー部顧問は当時誕生した女子サッカーに活路を見出し(?)そっちに力入れちゃってたっけ。
だから個人的にサッカーには全く興味もなかったし当然触れる機会ももちろんなく
Jリーグが発足した時の盛り上がりも「マイナーだったサッカーファンがここぞとばかりに騒いでる」くらいにしか思ってませんでした。

そんなオイラが初めてじっくりサッカーを見たのが2002年のワールドカップでした。
ちょうどそれまで働いてた会社をやめて時間だけはたっぷりあったので日本チームの試合だけでなく各国の試合をなんとはなしに見ていました。
自分が学生時代運動部にいたせいかもしれませんけど、細かいルールは別として見てる内になんとなく見どころというか試合運びのポイントとか「アイツ要注意選手だな」とかわかってくるもんなんですよね。
そうするとだんだん各国チームの個性とか注目選手がわかってきて面白くなってきた。
あのWカップはほとんどの中継を見ました。

かといって一気ににサッカーファンになったわけでもなく、大きな国際大会とかが中継されてると見てみる程度でした。
そんなテキトーなサッカー観戦者だったのです。
だから正直言って松田選手がどこのチームにいてどこに移籍したかなんてのも知らず今回のニュースで久々に名前を聞いたオイラでした。

でもね、「松田」って名前を聞いた瞬間にピッチでの姿を思い出したんですよ。
「ああ、あのボサボサ頭にヘアバンドした暑苦しそうなやつか?」って。

ファンの皆さんには大変失礼な思い出し方ですが・・・
こんないい加減にサッカー見てるオイラでさえ記憶に残ってたわけです。
それってスゴイことだと思うんです。
あのWカップの時に数試合みただけなのにしっかり印象が残ってる。
サッカーの技術的なことは全くわからないオイラですが
それでもなにか強烈な印象があったんでしょうね。



そんな松田選手が急性心筋梗塞で倒れたと聞き驚きました。
今年の春にオイラは父を休止心筋梗塞で亡くしてたので人事のような気がしないってのもありました。
それよりなにより34歳の現役スポーツ選手が突然ああいう形で危険な状態になるということが
オイラだけでなく多くの人達にとってショックだったに違いありません。

今日の午後、松田選手が亡くなったというニュースを目にして複雑な思いでした。
松田選手よりずっと年上で不摂生をしてるオイラが生きてるのに・・・・。

人は死んだあと、残った人たちの心のなかに行くんだとオイラは思ってます。
天国とか地獄とかじゃなくて人の記憶の中にしか故人の居場所はないんだと思います。
だから残された人たちは折りにつけ故人のことを思い出してあげなくちゃいけない。
語ってあげなくちゃいけない。

きっとこれからずっとオイラはボサボサ頭にヘアバンドをしてる選手を見る度に
「松田って暑苦しそうな選手がいたよなぁ」って思い出すことでしょう。
サッカーファンじゃないからこそ数少ないサッカーに関する記憶の中でその強烈な印象は残り続けるんだと思います。


心よりご冥福を申し上げます。