2020年になって数十日経った。
皆さんいかがお過ごしでしょうか?
前回の更新から、早いもので1年とちょっと。
驚く。
時間って本当にあっという間に過ぎる。
1年経って色々あったことはきっと誰もが同じだろう。勿論、変わらず日々を過ごしていることも大切なこと。なにより。今これを眺めていられることこそがあなたが生きている証拠だね。ありがとう。
昨年の夏終わり頃から、どうにも長い暗い道に足を踏み入れてしまったらしい。半径数mが辛うじて見える程度だ。進むにしてもどこへ行けばいいか、どう進めばいいかわからない。歩けども歩けども暗闇は続いていた。
不意に、繋いでいた手が解けてしまった。
気配がどんどん遠ざかっていく。
それでもあたりは暗い。
大切だった筈のその温もりは、いとも容易く消えてしまった。
怖くなった。
歩けなくなった。
ひとりぼっちだと泣いた。
体は重力に負けてしまいそうで
足は動くと言う意思を消した
頭はその数mさえも拒んだ
本当に真っ暗になって動けなくなってしまった時、残る限りの声で助けてくれと叫んだ。
膝に顔を埋めていたら、不意に気配があることがわかった。
拒んでいた数mの先、手を伸ばしてもちょうど届かないその場所で、気がつけば、今まで出会った大好きな人たちがいた。たくさんいた。温かい光があった。
ゆっくり歩いた。
そして辿り着いた。
また泣いた。
ぐちゃぐちゃであろう顔でひとりひとりを見渡すと、その度に少しずつ、ボロボロの心に光が灯っていくのがわかった。
そして、心が光でいっぱいになった時、どれだけ歩いてもどれだけ踠いても消えなかった暗闇がゆっくり溶けた。
世界は、何にも変わっていなかった。
太陽が踊る。風が笑う。木々が歌う。星が瞬きをする。月が微笑む。街が色んな音楽を奏でる。
大きく息を吸って吐いた。
また始まった。
正確には小さくなっていた歩幅が元に戻っただけのこと。
笑ったら、笑い返してくれた。
それが何よりも有り難かった。
辛い時があった。
苦しかった時があった。
それでも世界は回る
それでも人は笑う
そしてまた前を見る。
人は出会った時に、お互いに光を交換するのかもしれない。全てを消そうとしてしまえばその光は消えてしまう。大切にしようとすればちゃんと照らしててくれる。
そんな気がした。
その時を振り返りながら文字に起こしているこの瞬間、また光が大きくなっていくのを感じる。温かい。有り難い。
文字を書くこと。
ぼやけていた景色の輪郭をはっきりさせること。
今、人に会うために栃木へと向かう道中。
電車での移動は好きだ。
ぼんやりと流れる景色。
心地よいリズムに揺られ東京から遠ざかっていくと、雲はだんだん減って行き、青空が広がってきた。
そうだ、私は晴れ女だ。
