やはり、幸せな世界は怖いものだ

日々満たされたような生活をし

憧れに胸を焦がし

健常者の『つもり』で生きて

中身は全く健全ではないのだ

もう傷つけたくないから傷つけないだけで在って

そこには耐えるだけの悲しみと苦しみがどろりと纏わりつく

月明かりに頼って感情を吐瀉する

音、音、音。


私がワルイコトをしていないなんて単なる幻想である

こんな時はほんのり冷たくてあったかい、仄暗いあの人に会いたい

今の私では会えないのだけれどね。
そう、其処に哀惜こそ在れ…だだっ広い黒い湖に、君だけが突っ立っては真っ赤な空を見上げていた

『潰える事なき空虚を此処で穿くのさ』

そう何回も繰り返す様はなんだか、繰り返される午前三時に鳴く壊れた鳩時計のようだった。

ずっと闇が抱き締める森の茂みに隠れて、消えやしない君の声と…水面の滴る音だけを聴いていた。

ふと、総ての音が止まる。

真実の無音が此の心臓と息を極上かつ無闇に引き立てる。

様子を窺うと、相も変わらず真っ黒な君の瞳は総てを諦めてしまっていて、まるで光が無い。

失うモノすらも無い僕は、ガサガサと這い出ては底なし沼にも似た湖へ歩む。

此方すら見ようともしない君を見つめながら一歩、また一歩と歩く。

さわさわと滑らかに草を踏み、据えた畳のような土と水の香りを掻き分けて進む。

湖まで、あと少しの所で君はこう呟く。

『此方側には、来てはいけないよ』

そう言った震える君の声には、優しい波長が響いていた。

「これで…これで良いんだ」

そう、僕は呼びかけて底なし沼のような…まるで永遠の闇の領域かのような湖へと足を踏み入れた。

ふとパソコンで見たニュース

それは、Googlemapで原爆ドームが見れるという

最近DIR EN GREYのDVDを買って原爆の地獄絵図の有り様を目の当たりにした私には偶然というよりは必然的だった


今、私たちが平和に生きているのは

戦争で犠牲になった人々の上で、なんだよな

そう思った


本当はこうして普通に歩けることすら、笑いあえることすら、なにもかもが幸せと呼べてしまうような事なんだよなぁ


贅沢に生きてんなぁってつくづく思うよ

どこかの国では8歳の女の子が自爆テロに使われてしまっている


そんな悲しい事って…ないだろう


そんな悲しいニュースを見て

胸を痛める事しか出来ない自分も

何もかもがもどかしい


私はいつまで生きられるかわからないけど

どんなに辛い事があっても

精一杯、生きようと思うよ。