結論から言うと、マイホーム購入のベストタイミングは人によって異なります。

 

しかし、一般的には以下の4つのタイミングが考えられます。

  1. 子供が小学校へ上がる時
  2. アパートなど賃貸の更新の時
  3. 希望の土地が見つかった時
  4. 資金がたまった時

それぞれ詳しく見ていきましょう。

1. 子供が小学校へ上がる時

子供が小学校へ上がるタイミングは、マイホーム購入を検討する人が多い時期です。

理由としては、

  • 新しい環境で小学校生活をスタートさせたい
  • 学校の近くに引っ越すことで、通学時間を短縮したい
  • 子供の友達と遊べる環境を作りたい

などが挙げられます。

また、学区が変わるエリアへの引っ越しが伴う場合、小学校入学のタイミングに合わせてマイホームを購入する人もいます。

 

ただし、注文住宅を建てる場合などは、相当な余裕を持って計画し、しかも計画を確実に進めておかないとタイミングが狂ってしまう可能性もあります。

2. アパートなど賃貸の更新の時

アパートやマンションなどの賃貸住宅は、2年契約が一般的です。

更新時期は、家賃値上げや退去勧告などのリスクがあるため、マイホーム購入を検討するきっかけになります。

また、更新料を支払う代わりに、マイホームを購入してローン返済に充てる方がお得と考える人もいます。

3. 希望の土地が見つかった時

希望の土地が見つかった場合は、早めに購入を検討することが重要です。

土地は同じものが二つとないため、希望に合う土地が出たらすぐに決めないと、他の人に買われてしまう可能性があります。そこで、希望にぴったりの土地が見つかった場合、マイホーム購入のいいタイミングだと考えてみてもいいでしょう。

 

土地だけをローンで購入するのは難しいため、工務店さんなどと相談の上、上物の計画を含めて銀行に相談するのが一般的です。

 

焦って購入してしまうと後悔する可能性もあるので、慎重に検討する必要があります。

4. 資金がたまった時

マイホームを購入するには、頭金や諸費用が必要です。

ある程度自己資金を多くして、住宅ローンの借入額を少なくしたい場合は、貯金目標を決めて計画的に貯蓄することが重要です。

そこで、頭金などの自己資金が貯まった時が買い時で、まだ十分な資金が貯まっていない間は慎重に対応するほうが確実といえるでしょう。

 

ただし、住宅ローン金利は常に変動しているため、金利上昇リスクを考慮する必要もあります。

5. その他の注意点

上記の4つのタイミング以外にも、マイホーム購入を検討する際には、以下の点に注意する必要があります。

  • ライフプラン: 結婚、出産、転勤など、将来のライフプランを考慮して、必要な広さや設備の住宅を選ぶ
  • 予算: 頭金、住宅ローンの返済額、諸費用などを含めた、全体の予算を把握する
  • 住宅ローン: 金利、返済期間、借りられる金額などを比較検討する
  • 住宅会社: 複数の住宅会社を比較検討し、信頼できる会社を選ぶ

6. 40代・50代でマイホームを購入する場合の注意点

40代、50代で住宅ローンを組む場合、20代や30代で組む場合と比べて、以下のような点に注意する必要があります。
 

1. 借入期間の制限

多くの金融機関では、住宅ローンの借入期間に上限を設けています。

一般的には、完済年齢が75歳以下であることが条件となります。

40代、50代で住宅ローンを組む場合は、希望する借入期間が限られるため、月々の返済額が高くなる可能性があります。

 

2. 収入減少の可能性

50代になると、会社によっては役職定年などにより収入が減少する可能性があります。

住宅ローンの返済中に収入が減少すると、返済が困難になる場合もあるため、事前にしっかりとシミュレーションしておくことが重要です。

 

3. 団信加入の可否

住宅ローンには、団体信用生命保険(団信)への加入が義務付けられていることが多いです。

団信は、借主が亡くなった場合にローン残高を弁済してくれる保険です。

40代、50代になると、健康状態によっては団信に加入できない場合があります。

団信に加入できない場合は、自己資金を増やすなど、別の対策が必要となります。

 

4. 老後の生活資金

住宅ローンを組む場合は、老後の生活資金も考慮する必要があります。

特に、40代、50代で住宅ローンを組む場合は、完済までに時間がかかるため、老後の資金不足に陥らないよう注意が必要です。

 

5. 相続対策

住宅ローンを組んでいる状態で亡くなった場合、相続人に対して住宅ローンが残る可能性があります。特に団信に加入できなかった場合は注意が必要です。

まとめ

マイホーム購入は人生の中でも大きな買い物です。

ベストタイミングは人によって異なるため、自分のライフプランや予算に合わせて慎重に検討することが重要です。

また、住宅ローンや住宅会社選びも慎重に行いましょう。