本当に無意識ですが、8位から10位はまだ連載中の現役作品が揃いました。ジャンプで20年以上様々な作品を読み続けましたが、それらの作品の印象を颯爽と超えていっていいったマンガ達です。
ア◯トーークとかでも取り上げられていたものもあるくらいの大人気マンガもあり、個人的にはマンガ表現の最高傑作と言えます。すると1位から7位まではなんだったんだという話になりますが、1位から7位は読んだ当時の印象が色濃く残っているため、どちらかというと好きという感情が優先されています。
比較的最近読んだものの方がもっと俯瞰して観られている気がしているので、最高傑作だという評価をしています。さてまぁご託は置いといて、とりあえずいきます。
8位 キングダム
- キングダム コミック 1-40巻セット (ヤングジャンプコミックス)/集英社

- ¥22,117
- Amazon.co.jp
人気過ぎて◯メトーークでもやりましたね、キングダム◯人。とはいっても、テレビで取り上げられようが何だろうがそんなことは関係なく、そのもっと前から面白過ぎて知名度は急上昇していたと思います。現在40巻まで出ていますが3巻まで読んだ時点でもう続きを読まずにはいられなくて一気に読み耽りました。
3巻まで読んだだけで、こういう展開にすると面白くなるんだとか、こういう見せ方すると感動するんだ、とか色々な発見がありました。もうそこで作者の原泰久さんの技量に信頼を抱いていたと思います。どこをとってもリアリティを損なっていると感じませんでした。
この作品は超人気なので色々と好きなポイントが上がると思いますが、僕は2つあります。
1つは軍師たちの知略に満ちた戦いです。僕の頭が良くないということもあるのですが、頭が良い人たちが勝つために緻密に計算しながら戦うというのが好きです。後から実はこう考えていました、ということで感心することもありますし、裏の裏の裏をかいた戦略を講じた戦いも垂涎ものです。
ベスト10に入れるかどうか迷った作品に『海皇紀』という作品もありますが、これも主人公が天才で戦いにおいても最強クラスなので、どんな敵が来てもどんな不利な状況に陥っても必ず打開します。その様が心地よいカタルシスだったりするのです。
もう1つのポイントは、やっぱり迫力ですね。ここぞという時の絵に武将達の獰猛な気性が充満していて爆発的な迫力を感じるんです。その迫力に圧倒されたら、もうそのマンガの世界に突入です。魂がマンガの世界に入っていき、ただただその興奮と高揚に揺蕩いながら堪能することになります。
まだ物語は途中ですが、マンガの最高傑作といって言いと思います。おそらくONE PIECEも最高傑作の1つなんだと思いますが、売上とか関係なく、同等に価値のあるマンガだと思います。これを読んでいない人はマンガ好きではないと言ってもいいでしょう。今まで読んできたマンガが好きなだけで、マンガが好きなわけではないのです。若かろうがたまたま知らなかろうが関係ありません。必ず一度は通ってください。でないとマンガについて何かを語る資格はありません。
9位 宇宙兄弟- 宇宙兄弟 コミック 1-26巻セット (モーニング KC)/講談社

- ¥15,720
- Amazon.co.jp
作者の小山宙哉さんという方はモーニング系の方なので、僕はこの作品しか読んでいませんが何のことはありません、ただの最高傑作です。読んでいるところすべてに不足を感じません。全部がすべてなるようになっている、描くべきように描かれているという感じがして、そこに何一つ自分のマンガ観を挟む余地はありませんでした。
宇宙を題材にしたマンガなのですが、もともと僕はあまり知らない世界なので描かれていること全部が新鮮、全部が勉強、全部がエンタメです。僕はおそらく知らないだけで本当は知っていけばどんどん好きが増幅するジャンルだなと思い知らされました。自分の新たな知的好奇心の萌芽に気付かせてくれた作品でもあります。
好きポイントは幾つかありますが、まずは主人公ですね。天然パーマで少し頼りない感じの。でも宇宙飛行士として必要な能力はしっかりと兼ね備えているという長所が光っているのです。イケメンとか天才とか最強とかではないからこそ、リアルに魅力を感じる人間像を感じます。子どもたちが憧れてもまったく問題ないですし、しかも現実世界でも目指していける、そんなある種完璧な人間像が描かれています。
あとは、宇宙飛行士になるための試験がまた極限に面白かったです。色々な人間がどう考えるか、どう反応するのか、っていうところが気になりますし、その時に主人公はどうするんだ、みたいなことももう思い出してて鳥肌たつくらい見応えがありました。そして、それらを読み進めるうちに、どういう人が宇宙飛行士になれるんだろうという疑問に一言で答えられるようになりました。スーパーマンです。宇宙飛行士はみんな人間を超えた人間たちです。
実は最近キューブリックの映画『2001年中の旅』を観たのですが、そこでの船長の緊急事態への対応もやっぱりスーパーマンでした。宇宙兄弟を読んでなかったら「なんで緊急事態に冷静なんだこの人」と違和感を覚えたと思いますが、読んでいたからこそ、その理由が理解できました。
その他に兄弟愛もいいですし、欠陥のありそうな人たちが協力して任務を成功させていくところなど、人間とは何かを教わっている気になります。老若男女関係なく、読んでほしいです。特に子どもが読めば、今後にものすごく良い影響を与えられるマンガだと思います。
10位 俺物語- 俺物語!! コミック 1-10巻セット (マーガレットコミックス)/集英社

- ¥4,320
- Amazon.co.jp
さて最後は、いま大好きで大好きでしょうがない作品です。俺物語。
正直言うと、最初読むまでめちゃくちゃ抵抗ありました。表紙からして、奇をてらっている感があるように思えましたし、少女マンガでこの主人公で面白いイメージが湧かなかったのです。
しかし勇気を出して一度読み始めれば、すぐに最高の男とその物語が描かれているがわかります。主人公の剛田猛男は顔の作りこそ端正ではありませんが、それでも男としては理想的なほどの人間です。強く逞しく誠実で謙虚、相手を思いやれる優しさを持っており、何一つ問題ありません。読者にはそれがすぐにわかります。
しかし物語の中では女性はまったくそのことに気付きません。ほとんどの人が眉目秀麗な猛男の親友である砂川にすぐ目がいってしまうのです。愚かだなと思いつつ、顔や見た目で判断してしまうのが人間なのでしょうがないと思う部分もあります。でも、そんな猛男の魅力に砂川は存分に気付いているのです。そして、あるとき凛子という女子高生もそれに気付くことになり恋に発展していきます。
猛男の人間性の格好よさに気付くということは、しっかりと中身で判断できる素晴らしい人間です。つまり砂川と凛子も素晴らしい人間であり、それを賞賛できる位置にいる読者もまた、いつの間にか素晴らしい人間とは何かに気付くことになっているのです。
「そう、これだ、人間はこうでなきゃいけない、これでいいんだ」
みたいなことをずっと思うことができます。自分の正しい人間性を心の底から引き出して、導いてくれるのです。ある意味、人間と恋愛の教科書です。
今みたいな時代だからこそ意味が強く滲み出ているように思います。男が勇猛であることがどれだけ大事なことか、凛子みたいに中身で格好良さを判断することがどれだけ重要なのか。
彼らは1つひとつ降り掛かってくる試練に対応していきますが、それは実際に僕たちにそれが降り掛かって来た時にどう対応をすればいいのかということの示唆であり模範です。
主人公は高校生ではありますが、感じていること思っていることは大人のそれと何ら変わりません。
僕はもう30歳を過ぎていますが、改めて恋愛感情やスタンスを教えられた気がします。まだ独身ですし結婚の雰囲気は1ミクロンもないので、俺物語を熟読して俺物語婚を目指したいと思っています。
さて、これでベスト10の10作品を出し切りました。マンガ好きな人にとっては納得できる作品もあったでしょうし、浅薄極まりない!と切り捨てたくなるようなチョイスだと思った人もいるかもしれません。しかし、今はこれが自分のチョイスです。
色々好き勝手なことを書いたわりには意外と時間がかかってしまいましたが、今の自分がこういう作品が好きだということを再認識できたランキングでした。
他にも入れたいなーと思った作品はやっぱり色々あります。なんとなく同じ作者のものは入れないように考えていましたし。ドラゴンボールなんかは偉大過ぎてよくわからずに入れていないという笑
せっかくなので、漏れた作品も今後紹介していきたいと思っています。
すぐに思い付くのは、海皇紀、彼氏彼女の事情、虹色とうがらし、魔法陣グルグル、ガラスの仮面、こいつら100%伝説、バガボンド、リアル、進撃の巨人、東京喰種、亜人、ワンパンマンなどですが、もっとちゃんと考えてジャンプ系からもしっかりと出していきます。
- 俺物語!! コミック 1-10巻セット (マーガレットコミックス)/集英社
- 宇宙兄弟 コミック 1-26巻セット (モーニング KC)/講談社







