ご存知 ? 岩ガキの天然養殖もの ‼ 

6/27朝5:20ころNHKのラジオ放送を寝ながらイヤホンで聞いていたところ、突然「岩ガキの天然養殖」 と言う言葉が飛び込んできました。    

     「うーん? 天然?養殖?」

岩ガキと言えば、20年ほど前でしたか、ある料理店で初めて食べ、とてもうまくて感動したのを鮮明に覚えています。それまでは所謂「カキ(マガキが正式名称のようです)」しか知らず、 erの付く月には時々食し、それ以外の月はお腹をこわすなどといわれて避けていました。

ホント、私の周りでもその頃は同様だったと思っていますが・・・。

食べた岩ガキは「天然物」ということで、確か結構いい値?だったと記憶していますし、「養殖」などということは考えも及びませんでした。                        

放送は「今朝の話題」ということで、

鳥羽にお住まいの方がレポートしていました。「ほー・へー」などと感心しながら聞き流したまま・・・ウトウトとひと眠り。

ところが起きてからが大変。 「岩ガキの天然養殖とは大事件だ!」 と、放送の記憶を頼りにいろいろ書籍をひっくり返し、パソコン・スマホで検索。書籍では「近時、岩ガキの養殖は盛ん」と書かれてはいますが「岩ガキの天然養殖」という記述は見つかりませんでした。

     「養殖」と「天然養殖」?  なんだ?

的矢湾あだこ岩がき協同組合(三重県鳥羽市)やOTONAMIEなどのWeb上の「畔蛸(あだこ)の岩がき 鳥羽・的矢湾」の説明によりますと、

岩ガキの養殖で一番難しいのは、約300ミクロン(0.3㎜)の「種かき(幼生)」をホタテの貝殻に付着させる「採苗」という作業。一般の養殖では「人口の水槽内で採苗」させる方法が中心だけれども、天然養殖では「海の中で天然の岩ガキが放出する幼生を海の中でホタテ貝殻に付着させる方法」なので、「いつ・どこで」採苗させるか、「どの場所のカキ」が「いつ幼生を出すか」を見極めなくてはならないという難しい技術が求められる。的矢湾・伊勢の海を知り尽くした畔蛸町の漁師さん達5名が6年余の研究の末の2004年、「天然採苗」による岩ガキの養殖技術を確立し、三重ブランド認定品(初夏の味覚・畔蛸の岩がき)にまでなった由。  知らなかったです。

この成功により、10月~3月がマガキ、4月~7月が岩ガキのシーズンなので、結果、ほぼ1年中カキが生産され、われわれはこれを楽しむことができることとなり、漁師さん達はもちろん我々も、そして畔蛸町も伊勢市・三重県も、果ては日本・世界までも・・・オール・ハッピーエンド・・・となった次第。 食べてみたーい ‼

それにしても、漁師さん達の活躍に、カンドーした‼  頑張れ! 漁師さん達!