アニマルライツ 安楽死の選択。 | E&M 犬日記 シッティング トレーニング

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横須賀市でペットシッティングサービスとペットフードデリバリーをしてます。
犬のトレーニングも随時受け付け中!!

コロナでトレーニングセミナー中止となりましたえーん

いち早く収束するのを待つのみですね。

1人1人の行動を考えましょう。

もし自分がスプレッダーだったら

殺人と同じ事をしているのだと肝に銘じて。


さて、今年も野良猫保護の季節になりましたニコ

TNR活動も去年から本格的にチームを立ち上げ

Kitteis911、私の師匠さまのネームを入れさせて頂き

行政にも登録、TNR保護チームを発足致しました。


早速乳飲み子2匹がレスキュー依頼され

4月中旬からお世話してます。




とんでもなく可愛い生物ラブ

約170gでやってきました。

ただそれと同時に、命の危険とも隣り合わせです。

生後1ヶ月未満の乳飲み子は

体調を崩せばあっさりと悪くなります。

また、良くなるのも早いというのも然り。


今回2匹保護ですが、当初3匹おり、

生後10日未満で我が家にやってきました。

1匹は我が家に来ることなく亡くなりました。


順調に育っていると思いましたが

保護から2週間ほど経った所で

1匹が体調を崩しました。

ミルクの飲みが悪く、体重も増えない。

鼻からミルクを出すことが多くなり

この程度になると通院です。

小さいので検査もできる事が限られます。


点滴するのもやっと。すぐ息があがってしまいます。

やっとこ撮ったレントゲンで肺炎が判明。


そこから更に良くなる事は無く

酸素室生活が始まりました。



自宅に酸素室をレンタルし、常時酸素約40%ほどの空間に入れておきます。

毎日の通院も、20分くらいかかる獣医さんだったので

これがかなり心配で厳しい道中になってました救急車


悪化してから1週間。

改善する事なく、3日前に虹の橋を渡りました。


安楽死という選択をしました。
いつものように点滴に通院してる道中
やけに今日は鳴くなーと思い、ゲージを覗くと
ウンチをしていました。
ちょっと待ってな!あと少しだから!
といって数分後病院に到着すると
横倒しになり口をカパカパさせてます。
診療時間前でしたが、駆け込み処置してもらいました。

時間の経過が有耶無耶になってましたが、
1時間以上処置され、
返しますとの言葉に、落ち着いたのか、と
思ってましたが、状態は変わらず。
横倒しになり、口は相変わらずカパカパし
苦しんでました。

先生は、このまま自宅の酸素室で看取ってと私に伝えました。
返すという事はそういう事です、と。

数ヶ月前に、愛犬のブルドッグを亡くした私は
安楽死を視野に介護しておりました。
彼女は私の望み通り、夜眠ったまま逝きました。

今回ちょうどGWの最中、いつもの先生が不在で
通院中も1度だけしか会えてませんでした。
その先生とは安楽死についても話しており
信頼のおける先生でした。
いつも保護猫たちも診てもらっています。

今回は別の担当獣医さんでした。
私もパニックになっていたと思います。
苦しみもがき、どうにもならない子猫を目の前に
先生は返す、私は一縷の望みにかけたい、
お互いがすれ違ってたんでしょうね。

しっかりせねばならない時
現実を目の前に泣き喚き、
腰が抜けて立たなくなってました。
不甲斐ないと自分でも思います。
が、意識をしっかりさせて
私は安楽死をお願いしました。

その時、直感ですが、
先生嫌がってるんだろうなって思いました。

安楽死に対する知識や感覚など
見解も様々ですが、
私も小学生の時に安楽死を選んだアフガンハウンドが、トラウマになってた事は事実。

その時の獣医さんを恨んでしまった事もありました。

ただ、飼ってる動物、保護動物もですが

その命の責任は全て飼い主、保護主に託されてるんだと言うこと。

最良最善なんておそらく未知数なのであろう

ただひとつ、言えることは

全身全霊、その子をどうにか救いたい

との想いは変わらないと思いますが。


敢えてあの時ああしていれば、、、と

考えていません。

自分が崩壊しそうで、追い詰めそうなので

考えません。


ただそこに助けたかった、生きて欲しかった

元気になって欲しかった、、、

それはありますが

どちらに転んでも人間の欲である事に

変わりありません。

人間の手が介入されている動物は、

人間の都合で増やされ

人間の都合で親と離され

人間の都合で生かされ

人間の都合で殺される


これしか無い世界なのです。自然淘汰という言葉はそこに存在しません。


動物の世界では今現在しかなく

過去や未来に縛られる事はありません。


人間も進んでいくしか無いという事。

それが現実の世界なんだという事。

そこにとどまってはいけないという事。


最高な時を過ごしました。

最高な出会いがありました。

それは本当に儚かったけれども

私の元に来てくれた事に感謝です。

最高に可愛かった無一郎!


前に知人から聞いたお話。

嘘かまことは分からないけど

犬を飼っていた老人

自分がのっぴきならない理由で飼えなくなった。

老人は自分の銃で飼い犬を殺した、って話。


この話はどう思いますか?


自分の手を汚したく無い?

手が汚れたと思っている?

生死の判断を他人に押し付けたい?

責任転嫁したいですか?