mmk さん

ブログに損切をしないとありましたが、これは利益が出た時点で損切ラインを変更しているということでしょうか?
または上がるまで、下がるまで待つということでしょうか。


こんな質問を頂きました。


私は大学の時、S,T女史(バブル当時新宿の不動産会社にN,Yのティファニービルの媒介等をした国際ブローカー)と言う方にお会いし、刺激されて宅建免許とついでにF,Pの資格をとったんですが、実は某国立大学の物理学部出身なんです。

普通の経済通の方と視点が違うかも知れませんね。

相場は常に買い方、売り方がいて成り立ちます。

どちらもいないと成立しないわけです。何が正しいと言う事もありません。それぞれの都合と思えばいいかな。

昨今の相場はアルゴリズムトレーディングシステム(論理やルールに従って自動的に処理する取引システム。各種パラメータを設定すると1つの大口注文が複数の小口注文に細分化されて、マーケット・インパクトを抑制しながら売買を実行する仕組み)を使ってますから、ディーラー、一般トレーダーの差はほとんどありません。

ディーラー、スイングトレーダーは4時間足以上を監視しているのが通常です。
どうして、このようなトレードをするかは資金運用と言う考えに立てば当たり前の事です。
細かなノイズ(ちょっとしたストップ狙い)は気にしないと言う事ですね。

ディーラーは2種類の方がいます。

呼び方は会社によってまちまちですが、
顧客のオーダーをとってトレードするカスタマーディーラー。
決められた資金量の中で自由にトレードするプロップディーラー
この2種類の方です。
記事に上げた人で言えばディーラーでもそれぞれですね~。負ける人もいます。

一般個人トレーダーにおいても、プロ(専業)も兼業も差はありません。
能力は人それぞれです。
ただ、相対取引でFX会社が売買をのみ込んでる顧客に関しては相場に影響はありませんけど。

ロスカット(損切り)の考え方ですが、

ディーラーはポジションごとのストップは置きません。
資金量の5~10%くらいがロスカット値にするのが普通です。
だから、基本的にロスカットは無いんです。ロスカットは配置転換ですから。

スイングトレーダーもそう言う方が多いですね。
ただし、戦略的にマイナスでも決済する事はあります。
そう、自分の意思でマイナス決済をするのが相場に向き合う者の姿だと思います。

スキャル専門のトレーダーの中には、常にストップ幅をタイトにして、損失を少なくしたから正しいとか思ってる方もいるようですが、これではチョイ勝ちトレーダーからの脱出は出来ません。
人それぞれですから否定はしませんよ。ただ攻める側(ストップ狩り)からすれば楽な相手と言うだけです。

私のトレード環境は通常6画面ですがパソコン本体は2つでやっています。ストップ設定は20pips,1000pipsの2種類です。

最近は相場が読み切れず20pips設定が多かったですね。
また、放置ポジションも少なかったです。相場が読めて無い時は、これが普通です。

その前は1.20000を目指すと思っていたのでショートの放置ポジションが多かったです。
放置ポジションの時は1000pipsです。この場合私の一口座資金の10%位になりますが
まさか、そこまで放置することはありませんけど、2、3週間放置した事もありましたね。

この場合の考え方は知らない間(チャートを見られない時に切られてから元に戻るのが私にとって非常にストレスが溜まる事)にストップを絶対切られないところに置くと言う考え方です。
但し、ポジションサイズが増えると資金管理に問題が出るので零値ストップを多用します。

零値ストップを否定するスイングトレーダーは多いと思いますが、人それぞれです。全てのポジションにかけるわけでもありませんし。

私の場合、自分で切るのは100pipsでも200pipsでも、何とも思わないんですが、切られるのは20pips,50pipsでも納得いかないと言う性格的な事があります。

マイナスポジションの対応はナンピン処理、損切りドテン、どちらかですが
相場によっては、しばらく放置するケースもありますから、慣れないと どちらも難しいかもしれませんね。

また日常、躊躇なくエントリーし、損切りはほとんどしないので、獲得pipsが多く、たまに大きめの損切りをしてもダメージが無い事が、平気でマイナス決済出来る事につながっています。

それぞれの方々の違う視点での売買で相場は成り立っています。

ご自分の生活スタイル、性格、能力に合わせて、最適な物を考えて下さい。

参考になるかしら?