かりん鍼灸整骨院のブログ

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大阪東住吉区(寺田町)鍼灸・カイロプラティック・整骨

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久しぶりにブログを更新します。つい最近、私の車のエンジンマウントという部品を交換しました。このエンジンマウントという部品はエンジンと車体の間にあるクッションです。エンジンの振動が車体に伝わるのを防いでいます。この部品の構造はゴムの中にオイルが封入されています。私の車はこのゴムが割けて中のオイルが抜けてクッションとしての機能を果たさない状態でした。この説明を車屋さんに聞いて、このエンジンマウントの構造が人体の椎間板にそっくりだなぁ~と思いました。椎間板という名前は皆さんも聞いた事があると思いますが背骨の骨と骨の間にあるクッションの役目をしている円形の座布団の様なパーツです。構造は線維軟骨というゴムの様な物の中に髄核というゼリー状の物体が封入されています。エンジンマウントとそっくりです。そして椎間板ヘルニアとは線維軟骨が割けて中の髄核が出てしまう状態です。そしてこの飛び出た髄核が神経に触れて痛み、痺れを生じます。治療では飛び出た髄核が陰部神経というウンチやオシッコを制御する神経に触れて早急に解決しなければ生命に影響を及ぼす場合は手術しなければなりませんがそれ以外は腰椎を牽引する事で椎間板にかかる圧力を緩和すると共にマッサージにより筋肉の緊張を緩和しさらに腹筋、背筋を鍛え腰椎を支持する力を強めることでやがて白血球が漏れ出た髄核を異物として処理する事で症状はとれます。しかし、考えて頂きたいのですが、オイルがなくなったエンジンマウントがクッションとしての機能を果たさない様にヘルニアになった椎間板も飛び出た髄核を白血球が排除するか手術で取り除く事で痛みや痺れは取れますがクッションとしては充分機能しません。もちろん車の様に新しい椎間板に交換できません。つまり無交換で1約00年もたさなければならないわけです。もちろん、人体も良く出来ていて背骨を頸椎7個、胸椎12個、腰椎5個、そして5個の仙椎を接着剤でくっつけた様な仙骨とゆう様に分けて各々の間に椎間板をはめてたとえ1つの椎間板がクッションとしての機能を失ってもそれだけで大きな影響が出ない様になっています。ということは出来るだけ多くの椎間板がクッションとしての機能を失わずに残った方が良いという事になります。大事なのは違和感を感じた初期のうちに牽引で椎間板を徐圧して治療する事です。幸い車の部品と違い人体には自然治癒力があります。早めに治療する事でヘルニアも防ぐ事が出来ます。背骨に違和感を感じる方は是非とも早めに受診して下さいね。