人生の折り返し地点を過ぎたら
後は気力も体力も緩やかに
落ちていくお年頃。
実家の母(82歳)は最近やたらと
愚痴っぽくて、話を聞いていると
マイナス思考の話ばかりしている。
昔から反面教師の母だけど
そういう年の取り方はいやだなぁって
最近思う。
去年の11月に父が亡くなってから
料理をほとんど作らなくなった母。
レンチンできる冷凍食品ばかり
食べているようだ。
昔と違って最近の冷凍食品は
結構品質が良くなっているけど
昔は料理が好きだった母が
家事を放棄してセルフネグレクトを
しているみたいで嫌だなって思う。
最初は父が亡くなったショックで
しばらく呆然自失なのかな?って
思っていたけど、どうもお世話する
相手がいなくなって気が抜けたら
気力がなくなって、何もかもが
めんどくさくなってしまったみたい。
そんな時にたまたま見つけた
こんな本。
この方は料理研究家で老人が
簡単に一人分のご飯を作れる
レシピを本で紹介している。
斬新だなぁと思ったのは、
耐熱ガラスの計量カップに
調味料と材料を入れてレンチンで
一人分の肉じゃがなんかを
作っちゃうアイデア。
レンチンで料理なんて、なんか
わびしい気がしていたのは
ただの固定概念だったのかも?
電子レンジ嫌いの人は
レンチンすると食べ物の
栄養素が損なわれるとか
細胞が壊れるとか、色々
デメリットを言うけれど。
レンチン料理で作る斬新な
独りごはん。
文句を言う人もいなければ
自分も楽ちん、ストレスフリー
ならそれも良いんじゃない?
って思った。
でね、この本を母に勧めてみたら、
以前同じような本を買ってみたけど
足が悪くて近所のコンビニに行くのも
一苦労だし、運転免許も返納して
しまったから、買い物に行くのが
億劫だという。
だったら生協で冷食を買って
レンチンした方がよっぽど楽
なんだって。
だからその手の本は読んでも
意味が無いからってバッサリ
切り捨てられちゃった。
なんだかんだ言って、色々と
新しいことを始める気力が
もう無いのかもしれない。
せっかく良かれと思って
おススメしたのに…とガックリ。
だけどそこは「あらそうなの」
と受け流す。
良かれと思ってやることを
こんな風に一々否定してくる。
まぁそれは昔からそうだったから、
年老いた今に始まった事では
ないけどね。
そういう否定の言葉を
一々全部受け止めていたら
自分の精神が持たない。
昔も今も反面教師の母を
見ていると、余計に自分は
気分よく歳をとっても
元気で好きなことが出来る
老人になりたいな~って
思うのよね。
今から10年後の自分を
想像して、こういう良い年の
重ね方をしている人をお手本に
したいなって思う。
自分の人生の残り時間は
大切に、よりよく使いたい。
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