「妊娠、出産は奇跡」なんていう言葉をよく聞く。





特に、なかなか子供が出来ないだとか、流産を経験したといった時、そんな風に思いがちですよね。






この時、この奇跡という言葉の意味合いってきっと、





「当たり前じゃない」
「極めて確率が低い」
「稀にしか起こらないこと」



こういう感じで捉えられてないですか?





妊娠は奇跡だから、せっかく宿った命を大事に大切にしよう!という意味合いならいいんだけど、「妊娠して無事に出産まですることは難しいこと」と信じてしまうと、「なかなか妊娠できない現実」を引き寄せてしまうと思う。









私が一人目を出産した時、お見舞いに来てくれた友達がこんな事を言った。





「40歳過ぎて産まれるって、本当に奇跡だよねおーっ!




その友達も不妊治療の経験があって、なかなか授からず、30代後半になって一人出産。その子は小学生になっていた。





30後半でやっと授かった彼女にしてみれば、40過ぎて出産した私は本当に信じられなかったのだろう。その分、ものすごく喜んでくれていたし、本心で奇跡だ!と思ってたんだろうと思う。





奇跡だね!と言われた時、心の中で、





あなたの子供もね。そして、どんなに若くて出産した子も皆ね。



と思った。








私の人生で最大の奇跡と言えば、間違いなく




自分がこの世に誕生したこと
だろう。




そして、この奇跡の前には、両親が出会った奇跡、両親が産まれた奇跡、そのまた両親が出会った奇跡…という風に無数の奇跡の積み重ねがある。





自分が産まれてからも、日々の出会いや出来事、全てが奇跡の連続なのだ。





今、こうして私のブログに出会って、この記事を読んで下さってる方がいらっしゃる。




この出会いも本当に奇跡。



今、この瞬間、こうして息をしていることも奇跡。




私は無数の奇跡の積み重ねによって生かされている。








奇跡って、そんなあり得ないことでも珍しいことでも何でもない。頑張って努力して起こすものでもない。





それは、ごく当たり前に、普通に、今この瞬間にも、いつもすぐそばにあるものじゃないかと思う。