私はとにかく身体が硬い。開脚は90度が限界汗






だから、身体が柔らかい人が羨ましくて憧れる照れ





一時期無職だった時期にジムに通ったことがあった。柔らかい身体に憧れていた私は早速ヨガのクラスへ。






通っていたジムでは、ヨガのクラスが4つあって、それぞれ曜日や時間、先生が違っていた。






その時、私は暇だったので全部に一回参加してみた。






うん、先生によってこんなにも違うのねおーっ!






やっぱり自分に合うかどうかってとっても大事。






一番合わないなと思ったクラスは、次々ポーズをとっていくんだけど、その度に、





「できた?」




みたいな感じで、難しいポーズが出来た人を褒めたりして、「ポーズをとる」ことが目的になってたクラス。





一番前の列をいつも陣取る、そういうのが好きなおばちゃん達は楽しそうだったが、身体ガチガチの私なんかは、もう嫌~な気分にしかならなかった。





一応、「人と比べなくていいですよ」とか、
「無理せず気持ちのいいところまでで~」とか言われるんだけど、ほんとにそう思ってないよね?この先生…って感じだった。











でも、凄く良いな!と思ったクラスが一つあった。





そのクラスの先生は、ヨガをしながら毎回精神的な哲学っぽいお話をしてくれる。







そのヨガの時間というのは、自分の身体の声を聞く、自分の身体に寄り添う時間になっていた。






一番印象に残ってるのは、身体には悪いところなんて一つもないっていうお話。





よく、膝が悪いとか腰が悪いとか言うけど、それは悪い訳ではなくて、無理してるよ~って教えてくれているだけなんだよってこと。






どこか痛いところがあったとしても、






「痛いな~。嫌だな~。」






とマイナスに捉えるのではなく、ありのままそういう状態なんだということを受け入れる。






そして、自分のために働いてくれている身体からの貴重な声を受け止め、感謝して労る。





そうやって自分の身体を大事にしていると、痛い!と声をあげることもなくなる。






それって、不妊にも言えることのように思う。




妊娠しないのは、身体からの貴重な声であって、「今妊娠すると身体がきついよ」「無理しないで身体をいたわってね」って教えてくれてると思う。




妊娠しないのは、身体が悪い訳じゃない。





実際、妊娠したいと思って取り組んだ体質改善によって結果的に身体は楽になって、それ以外の肩こりとか、だるさ、頭痛なんていう症状も軽くなった。なかなか妊娠しなかった私の身体は凄く大事なことを教えてくれた。






だから、「妊娠しないこと」は、悪いことではない。もっと自分をいたわって優しくしていいんだよってことじゃないかと思う。





間違っても、そこに更に鞭をうって「もっと頑張れ!!」ってやらないこと。身体はきっと自分が思ってる以上にもう頑張ってくれてるから。




不妊であっても、決してダメな身体じゃない。環境さえ整えてあげて、生き生きと機能できる状態になりさえすれば、ちゃんと妊娠出来ると思う。




ただ、結果が出るまでに時間はかかるけど、自分の身体を信じて待てるか、それだけじゃないかな。







そのヨガのクラス、しばらく通っていた。硬い身体は相変わらず硬いままだけど、そんな私でも周りをあまり気にせずに、自分の身体と対話できる、そんな時間でとても心地良かった。





周りは、すごく身体が柔らかくてポーズも綺麗な人が多かったけど、その中でも硬くてガチガチな自分を恥ずかしいと思わず、むしろ誇らしく思えるようなそんな時間だった。






ありのまま受け入れるってきっとこういうこと。






私はカウンセリングの勉強をしていたので、まさにこれはカウンセリングだな~と感じた。






ちなみに、その先生はいつもポーズをとった後、





「呼吸~」




って言っていた。





ヨガは呼吸法なんだよね。妊活でヨガに行ってる人は、「妊娠するぞ!」って意気込んで通うのではなく、是非「妊活を忘れてリラックスしよう~」っていう気持ちで通って欲しいなと思う。