今日は家族揃って氏神様に月に一度のお参りへ。こうして毎月お参りに行くようになったのには訳がある。






不妊治療をしていることをある人に言ったら、思いもかけない言葉が返ってきた。



「氏神様にお参りに行ってる?行かないから子供が出来ないんだよ。」



ええぇぇェー。何だそれおーっ!
お参りに行って妊娠出来るならとっくにみんな行ってるだろうよ。それに世の中の妊娠した人はほとんどお参りしてなくても妊娠してるんじゃないの?そんなに簡単じゃないんだよ!それで妊娠するならこんなに悩むことないんだよ!よくそんなことずけずけと言えたもんだと思った。



その人によれば、こういうことらしい。

毎年10月(神無月)に全国の神様が出雲に集まって縁結びの会議をする。その会議で、
「うちのとこに、これこれこういう夫婦がいるんだけどいい子いないかな?」
「それなら、この子はどう?」
というように話がなされ、ご縁を頂くのだそう。



だから、お参りに行っていないと議題にも上げてもらえないとか。お参りも毎月一回とか足しげく通っているとより神様に覚えてもらえて気にかけてもらえる。



結婚すると役所に婚姻届を出す。子供が産まれると出生届を出す。届け出をしないと行政サービスを受けられない。それと同じで、氏神様で結婚式を挙げる。お宮参りをする。お参りをしないと氏神様のご利益は頂けない(そりゃそうだ)。



もともと神社は好きだったし、結婚して今のとこに住み始めたが氏神様がどこなのか全く知らなかったので調べて行ってみることにした。






そして、神社にたどり着いたところで絶句アセアセ





え、もしかしてここって。
なんと、役場の真ん前だったのだ。ここ、婚姻届出した時に来たのに。夜だったこともあって向かいが神社だったなんて全然気付いてなかった。



うちの自治体の役場は古い家が多くて、狭い昔のままの道を通っていく少し不便なとこにある。なんでこんな不便なとこにあるんだろうと疑問に思っていたが、そういうことなのか。





それ以来、月が変わると夫婦でお参りするようになった。少し家から距離があって、歩いていくと片道30分はかかる。




天気のいい日の散歩がてらのお参りは気持ち良かった。どんなに落ち込んだ時でも、夫婦二人でお参りしている時は幸せを感じることができた。治療の結果がどうなろうと、このお参りはずっと続けようと二人で決めた。




その後、氏神様のご利益があったかどうかはわからないが、息子を授かる。




毎月神社の石段を登る度に、お腹が大きくなって重くなっていくのを実感した。




無事出産を終え、1ヶ月健診後の初外出は氏神様のお参り。抱っこ紐で抱えて転ばないように慎重に石段を登る。




そんな息子も今日は手を繋いで自分の足で石段を登った。



今ある幸せに感謝お願い
いつか4人でお参り出来ますように。