でも、それって違う。そうじゃない。
「私が妊娠する」んじゃなくて、「babyが私に宿る」んだ。




「私が妊娠する」と「babyが産まれる」



この2つを比べた時(比べるものでもないけれど)、「妊娠・出産」より「誕生」の方がやっぱり一大イベント。



出産は命懸けっていうけど、私よりbabyの方が命懸けてやってくる。きっと一大決心してやってくる。



妊娠、出産は不安あるけど、babyの不安に比べたらきっと大したことない。何にもわからない世界に一人で狭くて暗い産道をくぐり抜けてくる。息が出来なくて苦しくなったりもする。



その怖さって今の私に想像できるとしたら死ぬ怖さくらいのものかもしれない。



そう思ったら、私が一方的に早く妊娠したいってbabyにプレッシャーかけてるのが、凄く申し訳なくなってきた。



来たい時に来ればいいよ。今いるところが良かったら、無理して来なくてもいい。




なんでそんな風に思うようになったのか、今となってはもう思い出せないけど、そう思えるようになってからずいぶん心が楽になった。




私達は、babyを信じて、ただ迎える準備をすればいい。あとは、きっとbabyの方が来たいと思えばその時に来るんだ。そう思って待つことができた。



そうして産まれてきた息子。結果的に私達も後で気づいたけど、この時しかなかったっていうベストタイミングで産まれてきた。



一周期早くても遅くても、保育園には入れなかった。babyがちゃんと一番いい時をわかってる。



妊活の主役は私じゃない。babyだった。