〜場面068からのつづき〜
ほぼ、全体の下書きは終えた。
どの部分からペンを入れて描き始めようか。
構図・創造がハマってさだまってる
ところからしよう。
長良川流域にしよう。
スミ入れした感じはこんなんだ🔽
この作品のテーマに
より照準が鮮明な風土であると感じた。
「流域」という視点。
長良川ってなんやろう?
長良川流域にある町の名産は?
で、浮かんできたのが、
鵜飼・美濃和紙・関刃物・長良川艶歌
くらいやった。
そっから調べた。
鵜飼からは、鵜匠や舟や衣裳のこと、
宮内庁職員にへぇ〜となったり。
美濃和紙は、
地元の伝統工芸民具に
色々使われていること。
それが藍染につながったり、
岐阜和傘や岐阜提灯の存在を
初めて知ったり。
長良川に川の漁師がいることも
興味をわくわくかき立てられた。
関刃物も、越前刃物くらいに
日本の自然やからこそ生まれて
きたものやと感じさせてくれた。
長良川艶歌の歌詞みて、
切なすぎるなあ、どうしよう…
次なる掘り起こしたいものも
各自でてきて描いていった。
鵜飼の世界に飛び込んでみた。
鵜をどう描く?鵜匠をどう描く?
長良川に舟は
浮かべたくなった。
🔽

鵜さんに鵜匠の衣裳を着せた。
3羽も描いた。とても身近に感じる鳥だ。
能登の中能登町に暮らしてた時
地元の伝統的な祭神事「鵜様道中」に
関わっていたから。
けど、あんときは海鵜さん、
今回は川鵜さん。ちぃっと違うんやね。
鵜匠は選ばれし者たちしかいない。
網で捕るでない古来からの漁法。
能登一宮の鵜祭を考えると、神の使いである鵜様に川生命の恵みである
鮎を活け捕ることの意味は深い。
牛に代を掻いてもらい、
馬に木を引いてもらうにも似た、
共生ありがたやの感覚が
わいてきた。
誇らしい日本の生き方のひとつだ。
💧💧💧💧💧
高なる仕事、その舟に同様な誰かに
乗ってもらうことにした。
美濃和紙にかかわる
モノづくりの生き方の面々に。
岐阜和傘の中で、心に留まったのは
「高橋和傘店」
動画や作品を見て感じたこと以上に
彼女の芯の想いにふれたよな
このフレーズ〜
〜てる日はお日さまあたたかく
ふる日は雨音ここちよく〜
ボクは、小さいときから
大人たちが日常で話してた
「悪い天気」=雨
に、違和感あった。
わるい天気なんてひとつもない。
今は田畑してるから、より思う。
番傘日傘踊り傘…天の氣によって
傘が変わる暮らしの彩りは粋な生き。
今ボクの傘は虹色。
柿渋染めた番傘渋いなあ。
なので、
映画「雨に唄えば」のような感じで
舞いおどってもらった。
💧💧💧💧💧
岐阜提灯もあるんや。
そういや、中能登町にもたった一軒
提灯屋さんあったなあ。
古典的なアレしか浮かばなかったけど
多様多用な現在を
老舗「オゼキ」で魅せてもらった。
白々しい蛍光灯にはない
その温かみあるしつらえは
イライラすることなく安堵の周波数に
変容してくれてるよう。
和紙という植物のやさしさを介在した
日本ならではの明かり。
子供の自宅出産に立ち合えたとき、
助産師さんが、褒めてくれたことが
重なる。
妊婦のいる部屋の明かりが、
白い蛍光灯ではなく、
少し暗い昔ながらの
裸電球やったことに対して、
赤ちゃんにとっては
このくらいが、子宮の中に
近い明るさだから、
落ち着いて出てこれるの、と。
ふとITHINK…
あんな眩しい現代産婦人科内。
せめて出産時や生まれてまもなくは
こんな明かりにしたらいいのに…
オゼキのAKARIとか見てて
そう思った。
すると和蝋燭も味わえたりするしね。
きっと赤ちゃん穏やかに育まれるよ。
オゼキさん、してみませんか。
ホスピスな明かり提案。
構図では、鵜飼の明かりとして
舟先にもぶら下げた。
💧💧💧💧💧
男性がはしゃいで持ってるのは
「小原屋商店」の美濃和紙でできた
のぼり鯉。子供の元氣を願い、
のぼってゆく。
この鯉さんに使う色は、五色という。
緑や紫はない。
陰陽五行思想にもとづいた
赤・青・黄・白・黒のみ。
つまり、5つの生命要素である
木火土金水に通じる。
さらに、五色人ともイメージつながる。
あらゆる人々たちの色を
重ねてつくる、のぼり鯉。
だから、描くとき、
泳ぐ鯉のまわりに5つの玉を浮かべた。
💧💧💧💧💧
そして舟に凛とした表情の男が
立っている。侍か?
そうとも言える人、
関刃物の世界を知らしめしてる
「刃物屋三秀」のあるじだ。
刃物も、水からの賜物だ。
福井にて風土絵の素材探しのときに
知った、越前刃物の始祖である
千代鶴国安は、良質の水を
求めて越前武生に移り住んだ。
と、あったから
この長良川の存在あっての
関刃物のなんだと重ねて
感じることができた。
だからか、その愛情熱を表現したくて
竹の居合い切りの場面を描いた。
でも、刀ではなく、
オリジナル刀鞘アイスを
持ってもらったよ!
たぶん、このくらいのユーモアに
長けてる吉田さんやと思う。
あと、刀鍛冶にも登場してもらった。
ー哲は 熱い内に、うてー
おのれの内なる光を、
まことにうつなれば、
おのずと利他にひびく
光はなたれるなり
💧💧💧💧💧
この刀鍛冶メッセージに
共鳴するかのように描いた
背景の地球も明かり。
家田×倉田×内田×浅野コラボ
結実の優球。これがカミノシゴト。
地球儀提灯Globe。
地球の表面積の7割は海。
人體の70%は水分。
水と共に生きることは、
自分と共に生きること。
水の星、水の和多志。
目の前の水は自身の水。
カミノシゴトはそんなことを
ぼわ〜っと考えさせてくれる。
💧💧💧💧💧

🔼2艘目の舟を浮かべた。
歌ってる、奏でてる人がいる。
誰かわかる?
左はポールのつもり。
川鵜に引っかけて
歌ってるナンバーは何でしょう?
その川鵜を左手に鎮座させて
ワッハッハと笑ってるのが、
「ワ」の屋号をもつ杉山鵜匠。
実はこの長良川構図を決めたモチーフが
輪・円・還・和やった。
地球も和傘も陰陽五行も、
そしてこの舟の屋号にした
「ゆいまある」のヒントは
この後解説させてもらう
川魚漁師が営む「結の舟」から
いただいた。
長良川が海と山をつなぎ
あらゆる人々を円結ぶ。
そら、ワッハッハと笑い事になる縁結び。
そして右側で歌いこんでる人は
🎵長良川ええやん歌ーを熱唱。
ほんまに、ひろしはんに
熱唱してもらいたいなあ。
彼、となりの福井のひとやしね。
あと、女性がひとり
水団扇をひらりと佇んでるんは
あるお宿の若女将。
実はこれから
空いてる席に乗船してくる
3人の接待役。
この、ゆいまあるの意味に
ピッタリの人たち。また描くね。
💧💧💧💧💧
上空に飛んでるのは
明かりだよ〜。岐阜団扇でパタパタ。
💧💧💧💧💧
3艘目の木造舟には、
この長良川と共に活きる暮らしを
実践伝承されてる川魚漁師。
「結いの舟」には
川魚たちと学び合う遊びあう
和来あう、
子供たちとモズクンとアユアユ。
しぜんと歌っちゃう。
安里屋ユンタ〜🎵🔽

長良川が育む人々の暮らし生業は
多様な生きものたちのおかげさまによる🔽
彼らも描いた。
和紙のコウゾに雁皮やトロロアオイ。
カヤも何かに使ってる。
鮎の食べ物は?
絶滅せず、生きてくれてるサツキマス。
鮎もウナギも海が必要。
ゆいまある号の上に描いてる、
コウヤマキは鵜飼舟に。
エゴノキは和傘にかかわり、
アカマツは関刃物に欠かせない。
ほんまに人だけやない、
ゆいまあるな長良川世界。

🔼鵜飼舟の先につられた提灯のはなし
長良川と共に生きる人々の中で
「&n」アンドンを発見!
なんじゃらほいと、その民家一軒を
のぞいてみると異なるロッケンが
ナガラにロッケンロールしてたから、
行燈よろしく岐阜提灯ひとつのなかに
ギュッと結デザインして描いた。
とくに氣になったプハラな女性には
草木花マコモの中に埋もれてもらったよ。
きもちよさそうでしょ。
💧💧💧💧💧
場面は長良川の少し上流へ。
舞台は郡上。🔽
ここに行き着いたのは
鯉のぼりつながり。
ネットサイト「長良川ストーリー」 の
記事で出会った、郡上本染の世界。
藍で染めた鯉のぼりの
糊を落とすための「寒晒し」は
まさに水質によりけりで、
水をえた魚になるかいなかにかかわる。
その仕事ぶりを
「渡辺染物店」からいただいて
郡上踊りと、水の町郡上を
合わせて表現したいと描いてみた。
長良川だけに
なが〜い良い
川のように流れた質量でしたが、
結びです。
タイトルは
「呉越同舟」からいただいた。
「長良同舟」
長き良きものたち想い同じくして
大いなる小舟にのりあう。
💧💧💧💧💧
さて、次は木曽川流域
中津川、八百津にゆくか
③につづく
2025年6月27日
神戸垂水グランムーンにて
風土絵師∞地球農いんすとらくた〜
さかやまやすゆき
⭐️きっかけはじまりを説明してます
https://ameblo.jp/karibuyoon/entry-12912743242.html

