まずは、報告集会での佐伯雄三弁護団長のあいさつ

一昨日は大震災後22年の「1・17」ということで、いろいろなところで集会が催されました。マスコミでも皆さんが震災後いろいろ苦労されてきた報道もされました。岩手県陸前高田市の市長さんも神戸で講演をされ、借上げ復興住宅入居者の追出し裁判についても、神戸市のやり方に非常に憤慨、批判されていた聞いています。

今日、一山さんが意見陳述されたように、「シティハイツ西宮北口」の皆さんは20年で出ていかなければならないということを一切聞かされていなかったわけなんです。もし、そういう住宅であれば、期限のない住宅に入るかの選択ができたのです。仮にわかって入っていたら、5年、10年の中で別の新しい住宅に移るかどうかの検討もしたかもしれません。しかし、20年間際になって突然、西宮市から「20年で出ていかなければいけない」と言われ、皆さんがびっくりされ、無理やりというか、泣く泣く出て行かされた方も多く、そのために体を壊された方もたくさんおられると聞いています。

シティハイツ西宮北口の7世帯の方が頑張っておられますが、一刻も早く今のこうした状況を解消してしていくことが必要だと思います。ただ、それは裁判の中だけでは解決しないかもしれません。市民の方に広く理解してもらって、そういう力も合わせて頑張っていく、法廷では弁護団が責任を持って進めることになりますが、入居者の皆さんが事実でも法的な主張でも道理があります。西宮市の主張には根拠がないということは予てから言ってきました。法廷のやり取りの中でも、そう確信しています。これからも一緒に頑張りましょう。

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第3回口頭弁論の新聞報道を紹介します。

最初に毎日新聞、次がしんぶん赤旗です。