太古の神様は空の果てで見守り、風は四季色をつれて深い海を超えてる。空の顔をかえて、小舟は起伏してる。
どこからの旅はよく覚えられない。
破損した船べり、色褪せた苫、失った櫂、すべては旅のニッキになった。かつての偶然であい、別れのおしい、ココロにふかく刻んだ、思い出すときは微笑んで涙があふれてた。
ずっとさがしてる…
青色に包んでるあの島に、日光はペルシャギクの花びらを貫い、ココロのなかの痛いを直接射し込み、すべての涙を蒸発させ、七色の虹になり、この夢の天国を守る。
ここで、過去も未来もない、四季交替の今は、唯一の時間になる。

