●ディンプルキーの仕組み 

一般的なギザギザした鍵に使われているピンシリンダーの内部構造は鍵を差し込むことにより、中に入っているピンが鍵の段差によってそれぞれ押し上げられ、正しい鍵であればシャーラインという部分が一直線に揃うことにより鍵が回るしくみになっています。ディンプルキーに使われているディンプルシリンダーの内部構造も、鍵を差し込んでピンが押し上げられるところは同じですが、内部のピンの本数が増えています。キザギザした鍵で使われているピンシリンダーでは1列6本だったのが、ディンプルキーだと3列18本になっています。内部のピンの本数だけみても、3倍複雑になっていることになります。ピンの数が増え、立体的に配置されることでピッキングには10倍以上もの手間と時間が必要になると言われています。この、複雑な内部構造によって防犯性能が高められています。非常に高度なディンプルキーの場合、複雑に絡み合うピンをピッキングで解除するのは空き巣だけではなく、鍵屋さんでさえも難しい場合があります。 

 

*ドリリングとは 

ドリリングとは、ドリルなどを使用し、シリンダーを破壊し侵入する手口のことです。 

対策としては、シリンダー内部に焼き入れ部品や超硬部品が入った製品で制御する方法です。 

ケース(箱錠)へのドリリング攻撃に対しても、プロテクタープレートのついたCP認定錠のシリンダーや、補助錠と補強部品を併せて取り付けることで制御することができます。 

 

●ディンプルキーの特長 

■CP認定基準のものが多い。 

■すべてのタンブラーが同時に揃わないと回転しないロッキングバーと複雑な形状のアンチピッキングタンブラーを採用しているものが多く、防犯性が高い。 

■ほとんどの鍵がリバーシブルタイプのため、挿入時に鍵を持ち替える必要がない 

■ほとんどの鍵がキーウェイ全体がすり鉢形状となっているため、暗い場所でも差し込みやすくな 

 っている。 

■ほとんどの鍵がシリンダー内部に埋め込んだプロテクター(特殊鋼)により、ドリリングに強い構造になっている。 

■複数のピンを使用しているため、億~兆単位もの膨大な鍵違いがある。 

 

■知って得する防犯情報 

わが国では、従来「安全と水はタダ」と言われる程、防犯意識は欧米諸国に比べ、非常に低いものでした。しかし、1997年頃のピッキング騒動にはじまり、近年の治安の悪化に伴い、国民の防犯意識は確実に高くなってきているものと思われます。そして、防犯意識の高まりに伴ない錠の重要性が強く認識されはじめているようです。そのことは、ディンプルキー・シリンダーをはじめとする防犯性の高い錠の需要が年々増加していることによっても推し測れます。 

ところで、警察庁の統計によればピッキングなどによる侵入盗被害は年々減少傾向にありますが、「戸締り忘れ」による侵入盗被害が最も多く、全体の50%近くもあるようです。 

いくら防犯性の高い錠を使用していても、それを使う人の、鍵と錠に関する正しい認識、例えば「ゴミ出しなどの少しの間の外出であっても必ず鍵をかける。」、「合鍵を外の植木鉢の下などに隠して置かない。」、「鍵には、名前や住所などを表記した名札などは絶対に取り付けない。」、「転居した際は、シリンダーと鍵は新しいものに取り替える。」等々を心掛ける事など、「心の戸締り」も大事であるといえます。 

 

●ディンプルキーに交換するメリット・デメリット 

*メリット 

ディンプルキーの最大のメリットは、高い防犯性になります。一般的なギザギザした鍵に使われているピンシリンダーの内部構造とは全く違う複雑な内部構造にしてあることから、今までのピッキングの技法では開錠することができないタイプの鍵ですので、ピッキング被害に遭うリスクを下げることができます。一般的なギザギザした鍵で開錠するピンタンブラー錠は上側一方向からだけピンが何本か出ているだけの構造になっているので、簡単なピッキング工具で開錠されてしまいます。しかし、ディンプルキーの鍵穴には上下左右から出ているピンにフィットする正しいディンプルキーを差し込まないと開錠できないので、空き巣は簡単にピッキングできないようになっています。手慣れた空き巣であればディンプルキーであっても、特殊工具を使って時間をかければ開けることができるのですが、空き巣からすると、開錠に時間がかかり捕まるリスクが高い家をあえて狙おうとは思わないでしょう。 

また、一般的なギザギザした鍵は、比較的簡単に複製できてしまうので、 

鍵が盗まれたり、玄関先の植木鉢の下などに隠してあった鍵を見つけられた場合、時間にして15分もあれば合鍵を作成されてしまい、こっそり元の場所に戻して空き巣被害に遭うなんとこともあったりします。しかし、ディンプルキーの合鍵を作成する際は、ディンプルキー専用の合鍵を作る機械が必要になってくるので、15分の間に合鍵を作成することはできません。 

 

*デメリット 

ディンプルキーのデメリットとしては、防犯性の高さから非常に複雑な構造をしている点です。 

鍵は複雑になるほど少しの異常があると動作不良を起こしてしまいます。鍵を服のポケットや鞄の中に入れていて服の繊維や鞄の中のホコリが鍵の溝や凸凹に付着し、鍵が廻りづらくなることもあります。特にディンプルキーは、穴のくぼみにホコリ・汚れがたまりやすくなっています。そのため、定期的に鍵のメンテナンスを行わなければならないという手間の部分がマイナスな面になります。 

また、合鍵が作りにくいという点もマイナス面になります。日常の生活の中で、うっかり鍵を紛失してしまうこともあるでしょう。純正キーを事前に持っている場合は問題ないのですが、純正キーがない場合は合鍵を作りたいと考えると思いますが、ディンプルキーの合鍵を作れるところはなかなかありません。また、ディンプルキーの合鍵を作るのにおよそ¥5,000~¥10,000の費用がかかります。 

 

 

 

 

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