ビルシャナ戦姫~一樹の風~をプレイしました。

 

前作恋愛エンドの後日談と、今作からの新規ルートの2パターンで構成されています。

後日談より新規ルートを目当てに購入したのですが、後日談とはいえかなりのボリュームだったので、どちらもとても満足しました。

 

後日談は、三章に分かれてはいますが、一本道で選択肢などはありません。

それぞれ展開が全然違っていてどれも良かったですが、私は頼朝、知盛のものが特に好きです。

知盛の後日談では、綱渡りをしているような心情の揺れありつつも、恋愛エンドを経たからこその展開で印象深かったです。

何より、声優さんの演技がとても素敵でした。

(私の中で、未だに金色のコルダの志水くんの声優さんという意識が強いので、ギャップが凄くて驚きます。笑)

兄上の後日談では、前作より兄上が好きになりました。

何でしょう…とにかくカッコよかったです。

後日談のエンディング曲が今回特に好きなのですが、兄上のものが特に合っているように感じて何度も観てしまいました。

教経の後日談では彼の真面目な性格がよくわかり、弁慶と春玄の後日談では思っていた以上にいちゃいちゃしていて驚きました。笑

 

新規ルートは、4人の恋愛エンドと悲恋エンドがありました。

前作と同様、鞍馬寺から平泉へ逃げるところから始まりますが、前作と被っているところはとてもあっさり書かれているのでさくっと進められました。

今回、私の目的は継信ルートだったので、とても楽しめました。

前作からキャラクターのバランスが良いと思っていたのですが、ストーリーもとてもバランスが良くて、穏やかさもあり、力強さもあり…

悲恋エンドは予想外の展開で、あーーーーってなりました。笑

予想外に、重衡ルートもお気に入りになりました。

前作だとあまり良いイメージがなかったのですが…良い出会いって何もかも変える力がありますね。

敢えてでしょうが、前作の知盛ルートと相いれないことが、悲しいです。

スチルが似たような場面のものが多かったので、もっといろんな場面のものが欲しかったかなと思います。

また、高綱のエンドは、切なさを増したい方は恋愛→悲恋、大きな打撃を受けたくない方は悲恋→恋愛の順で見ることをお勧めします。

私は恋愛→悲恋で見てしまい、こんなにやるせない悲恋はこれまで見たことがないのではないかというほどの打撃を受けました。。

忠信は、最後まで忠信でした。笑

何かと考え込んでしまう主人公には、ある意味一番相性が良いのでは?

全部のスチルが集まると、おまけ(?)スチルが解放されるのですが、忠信のが一番ギャップもあって好きでした。

 

音楽は、オープニングと後日談のエンディングが同じ方です。

名前が変わっていて最初気付かなかったのですが、作詞作曲の方が10年くらい前にとても好きだった方で、一部読み方が同じだったのとオープニングの最後がその方の作る音楽に似ていたので調べてみたら同じ方でびっくり!

今回は、上にも書きましたが特にエンディングが好きです。

新規ルートは、前回と同じく高綱の声を担当されている方で、出演されている方の声なのでとても馴染んで、ビルシャナ戦姫らしいエンディングでした。

悲恋エンドの音楽は、弦の響きが悲しさを増長させるとても美しい曲でした。

 

プレイするまで時間がかかりましたが、始めてしまえばあっという間。

一つ残念な点を挙げると、スチル数が少な目だったことでしょうか。

それ以外は、前作を再度プレイしたくなるくらいとても満足な作品でした。