少しまえに昼間、街のショップで小学校のときの同級生に会った
初めはお互いに顔を合わすたびに、どっかで会ったことがあるような…?みたいな感じで見ていた
不意に俺から「もしかして、○○さんやない?」って話し掛けると
「あ、やっぱりそうやったんや!久しぶりやね!」なんて、名前を言わず白々しく声を掛けてきやがった
まぁ久しぶりで小学校以来の出合いやからしょうがないか、などと心のどこかで納得して話を続けた
俺「小学校、中学校以来やね~」
○「そうやね~。てか変わらんでね、あんた」
あんたって、お前
俺「まぁ独りもんで気楽やけん、そらぁ歳もゆっくり進むわぇ」
○「そうなんや!寂しいね~」
お前、うぜぇ~(・∀・)
○「アタシとか高校の途中で結婚して、子供産んだけん。軽く歳取ったで、ホンマ」
あ、そ
○「てか、今何しよったがで?」
俺「いや、欲しいもんあったけんそこで買って、それから良いもんないかプラプラしよったがよ、てか○○さんはどうしよったが?」
○「アタシはほら、今県外に居るけんよ?
このまえ、帰省したがゎ良いけんどすることもないけん。
街に子供のもんとか旦那に似合うもんとかを探しよったわぇ。
まぁ主婦になったらどこに行っても子供とか旦那のこと考えるけんね。」
はは、まずお前がどこに居ようが知らねぇし
次にこっちに帰ってきて文句ブー垂れんな
しかも軽く「アタシは独りじゃないから、ほら」的なオーラ出さないでくれませんか?
いや~久々にうぜぇのに会った
まず、俺から見てその子はフケてた
髪もボサボサ
化粧も汚い
とてもじゃないが、オフの日の女子にしては腑抜け過ぎじゃないかと思った
人の幸せって人それぞれで
それこそ、家庭なんてもんは創った人間同士にしかわからない領域だし
夫婦どころか、恋人ってだけで難しいもんだと思う
ただ、俺には関係が無い
その子は自分で自分の人生を選び、今を生きてる
それで良いじゃないか
ところが、会話の節々に俺が独り身であるところに恨めしげな、羨ましげなニュアンスを織り混ぜて自分の自慢を話していた彼女がいた
彼女は彼女の人生を生きている、それは自分が選び進んだ道だから良いのではないかと思う
だが、俺から言わせれば勿体無い
小学校、中学校とその子はお洒落が好きなオンリーワンを好む子だった
高校もそこそこなところに中々良い成績で入学したと記憶している
よく聞いていたのは
「アタシは美容師かデザイナーブランドみたいなのをやりたい」って言葉だった
素人目で見ても彼女は良いところまで行くんじゃないかな?って考えてた
なのにその道を途中で歩むのを辞めて、その時の自分に正直に人生を選び生きている
実に良い
人の人生とやかく言うつもりはさらさら無いつもりだが
当時、眩しかった彼女を
その当時に普通過ぎた俺が
現在見て
俺は嫌だと思った
勿体なさ過ぎると
俺と話していると彼女は終始「今が良い」というアピールを
俺に必死に向けている気がしてなら無かった
人生はそのときしか無いし、自分がやりたいと思ったことを出来る限りする時間だと
俺は考える
でもそれはあくまで自分独りのときに自分がすることだとも考える
人生のなかで愛する人が出来て、子が産まれ、自分独りだけじゃない人生になったとき、出来ることは確実に少なくなる
悪いが
本当に納得出来る自分の時間って
本当に少ない
選んだ道が良いなら万事が良いだろう、だが必ず後悔する
だってしたいことしないままだから
したいことも思うこともその時に選んだ自分の人生は変えれるようで、変わらない
独りのときなら自分の責任
愛する人と生きるならそれは二人の責任
子が出来たなら
自分と相手と子供と
親になった自分
親になった配偶者
自分の子として産まれてきた子の責任を
放棄することなく受け入れなければならない
俺は思う
自分のしたいことを出来る限りして、愛する人と二人の時間を目一杯に共有してこそ
次の大きい責任に耐えるものが出来るんではないか、と
自分のことも解らないうちに親になるのはハッキリ言って無責任だ
時間は進む、決して戻らない
当たり前だが
なぜかそのときの彼女を見て、俺は強く感じた
人のことをとやかく言うつもりは無かったが、相手を非難するってとやかく言うことなんだよね。
あ~あの子みたいに絶対ならない、なりたくない
な?
俺って最悪だろ?(*⌒▽⌒*)笑