手による受け技
空手の受け技への心構え
空手で受けと言えば、ほとんどが手による受けです。
足による受けも有りますが、手ほど種類はありません。
空手の受けの基本は、受けた後、自分が攻撃(反撃)するチャンスを作るものだと覚えておいてください。
受けは攻撃への準備段階です。
受けの重要なポイントは!
1.相手の攻撃を受ける、或いはかわして相手のバランスを崩す
2.相手の攻撃を受けるとともに、相手の攻撃してきた部分(手・足)に打撃を与える
手足が使えないようにする
3.相手の攻撃を受けると同時に、即座に反撃する体制をつくり、攻めに回る
4.相手の攻撃を受け流す
受けを行う上でのポイントは、だいたい4種類ぐらいあります。
受けるときは、まともに正面切って受けるのではなく、左或いは、右足を軸にして体をを回しながら受けます。
イメージは、コンパスの針が左足とすると、円を書く方(黒い芯が有る方)が右足になります。
この右足で円を描きながら(右足のみを動かしながら)、攻めたり・受けたりします。
つまり、円(曲線)を描きながら受けを行います。
ある武道の本で読んだことがありますが、『受けは優美に攻めは鋭利に』という言葉が有ります。
優美つまり、「受けは曲線を描きながら受け、攻め(攻撃)は鋭く攻めていきなさい」という意味です。
文字で書くとイメージしにくく、なんとなく難しそうな感じがしますが、最初だけです。
稽古をしていくうちに 「このことか!!」 と気づきます。
ご安心を!
この受け技は、必ず実践で使いますのでよく稽古をしておきましよう。
基本稽古での受け技
基本稽古で行う受け技を紹介します。
では、次回から5種類の受け技、受けと突きの組合せ技、受けと突きを組合わせた型(かた)を紹介いたします。
1.上段受け
2.外受け
3.内受け
4.下段払い
5.内受け下段払い
6.受けと突きの組合せ技、
7.受けと突きを組合わせた型
押 忍
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