今いる所では日本のテレビはNHKワールドしか見られない。
昔から海外赴任が長い父がいつもNHKを見ていた理由が今やっと解る。
それしかないからいつも見ている。
そうするとお気に入りの番組が出てくるもの。
自分も類にもれずそうなった。
ウェンズデーJPOPという番組が有った。
と言っても海外では土曜日に放送されるんだけど。
こちらでは特に日本の音楽が街角で聴ける機会が無いので日本語の音楽に飢えている感じがする。
なのでいつも楽しみに見ていた。
でも今週で終了と言う事で残念に思いながら見ていた。
ケミストリーが出たり、平原綾香が出たりと、自分の世代にしてみると丁度20代の遊んでいた頃に色々と思い出のある曲をやっていたのでなんかいい気分になっていた。
そして最後のアーティスト。
仲井戸チャボ麗市だった。
知らない人も多いかもしれないけど、元RCサクセションのギターで、業界ではかなりカリスマ的存在。
自分が10代の頃、仲間とバイクの走り屋を作って走っていたんだけど、
そのチーム名は『麗蘭』
『麗蘭』はチャボが昔組んでいたバンドの名前。
チームの名前もそこから頂いた。
自分は一時期ある女の友達から麗ちぇると呼ばれていた。
その麗は『麗蘭』の麗=チャボ麗市の麗
そして番組は最後の曲となった。
最後に寺岡呼人がコールした曲名は
『雨上がりの夜空』
RCサクセションの名曲。
自分の10代の思い出の曲だった。
ちょっとは期待してたけど、曲が始まった瞬間涙が出てきた。
ケミストリ、平原綾香もジョイントして歌った。
出演者みんな乗り乗りで歌ってた。
それを見てケミストリと平原綾香が何となく好きになった。
平原綾香が『こんな夜に発車出来ないなんて~!』とパンチがきいた声で歌ってるのを見て『おいおい、それイメージ的に良いの?でも最高!』と心の中で拍手を送った。
夜遅いんでね心の中だけ。
音楽って、その曲が自分の中で流行ってた時の昔の情景が鮮明に思い出せる。
そして、懐かしい曲を聞くとなぜか、自分もっと頑張らなきゃ、って意味も無く思う。
音楽って不思議。
昔は絶対に見なかったNHK。
本当にありがとうございました。