昨日、いつもより仕事が早く終わって、5時半ごろには家に着いたんだよね。
それで、甘いものが急に食べたくなったから、近くのコンビニに行ったの。
そしたら、ちょうど学校帰りの制服着た高校生が店内に5人くらいいて、アイスコーナーで真剣な顔でアイス選んでたんだよね。(外は結構寒いのに。)
で、その高校生の1人が、
「いやー、もうすぐ卒業じゃん。なんか実感ないよな。こうやって、みんなで学校帰りにコンビニで買い喰いするっていうのも、これからはなくなるんだよな。」
みたいなこと言ってたんだよね。
そっか。ちょうど今、卒業シーズンだよね。
社会人になってから、完全に忘れてたけど、私もあの頃は、確か感慨深い気持ちでいっぱいだったんだよね。3月かぁ。
高3の3月。これからはあんまり顔を会わすこともなくなる友達との時間を大切にしようと思って、1日1日を噛み締めるように生きてた。
6限目が終わるチャイムが鳴ったら、教科書をささっとカバンに入れて、仲がいい友達3人と横並びになって校門を出た。普通だったら行かないような、ちょっと高めのオシャレなカフェに入って、パフェを食べながら、
「白市くんはどこの大学行くのかな?私と同じだったらいいな」
「後輩のゆーちゃんは、私がいなくなってもやっていけるかな」
「山田先生はホントに優しかった。卒業しても時々会いに行きたいな」
「1年生のときに体育の授業で思いっきりこけて、大怪我したじゃん?今はこうやって笑い話にできるけど、あの時はマジで最悪だった」
とか、たわいのない話をしてたあの時間は、今考えると、二度と戻ってこない、最高に幸せな人生の1ページだったんだなって思う。
あのときは、やりたいことは全部やってしまおう、言いたいことは全部言ってしまおうって思ってて、その通りに実行できたつもり。後悔は全くない。
んー・・・
「後悔は全くない」と言ったら嘘になるかも。
一つだけちょっとした後悔がある。
卒業式の日にね、気になってた人に「第二ボタン」もらおうと思ってたの。
その人とは、文化祭のときにちょっと話しただけで、付き合いたいとかいう気持ちがあったわけではないんだけど(あったかも(笑))、卒業の記念に、私の高校時代の思い出として、「第二ボタン」もらいたかったんだよね。
だから卒業式が終わったら、すぐに話しかけに行こうと思ってたの。でも、なかなか勇気が出なくて、友達と30分くらい作戦会議してから行くことにしたの。
そしたらね
「〇〇くん、もう帰ったみたいだよ!」
え…
もう帰っちゃったの?
そのときは、
「私ってバカだなー、さっさと話しかければよかったのに。
卒業式の計画は大失敗だよ。」
って思ってたんだよね。
でも、そのあとで友達が
「まあ、しょうがないよ。カラオケ行って歌って、嫌なことなんて忘れよ!」
って誘ってくれて、仲良し3人でカラオケ行ったんだよね。
そのときはみんな卒業ソングを歌うって雰囲気だった。
ゆーちゃんは『YELL(いきものがかり)』、あみちゃんは『 旅立ちの日に(川嶋あい)』を歌った。
どれも卒業ソングの定番だった。歌詞の一字一句が今の自分に向けられてるみたいでジーンときた。
この流れだったら、この曲だな。
私は『3月9日』を歌った。
全然うまく歌えなかったけど、みんな静かに聞いてくれた。あのとき、みんな同じこと考えてたんだと思う。この場所で、このメンバーで、同じ時間を共有できるのは、今だけなんだって。
それからは、『3月9日』は私の中ですっごい大切な一曲になった。
今でも『3月9日』を聞くたびに、あの時のみんなの表情とか笑い声とか、全部よみがえってくる感じ。
やっぱり音楽の力ってすごいよね。
あの素敵な時間を永遠に冷凍保存してくれてるみたい。
コンビニから帰ってきて、誰もいない部屋で、買ってきたチーズケーキ食べてたら、急に昔の思い出に浸りたい気分になった。また『3月9日』を歌いたいなって思った。
それで、最近ずっと使ってるkarapartyってカラオケアプリで『3月9日』を検索してみたの。そしたら、『3月9日』とか、それ以外の卒業ソングもいっぱい見つかったんだよね。そっからは、夜遅くまで卒業ソングを一人で歌ったり、ルームを作って他の人と一緒に歌ったりしてた。昔に戻ったみたいな気持ちになって、最高の金曜の夜になった。
みんなが好きな卒業ソングはどの曲かな?
みんなも、あの懐かしい過去に戻りたかったら、karapartyで卒業ソングを歌ってみてね。



