永井豪先生の画業50周年と言うことで開催中の「永井Go展」を観に行った。上野の森美術館である。幼少の頃、はじめて手にした漫画が永井先生の「イヤハヤ南友」だった僕にとって永井作品は正に人生の道しるべだった。「酒天童子」、「凄ノ王」、、、、。その影響たるや絶大である。
最近、かなり参っていたため、多くのノスタルジックに傾倒していた僕にとって、この展覧会は絶好のカンフル剤となった。
会場内を3往復し、二時間半をかけて永井作品を堪能した僕は、会場を踏み出したあともその余韻に浸っていた。
そこにはひとつ、大きな意味があった。
今回の展示は永井先生の画業を振り返りながら、いくつかのカテゴリーに分けての展示であった。その最後が「現在の永井作品」と言うテーマだった。永井先生は終わった作家ではない。今なお作品を産み出している現役の漫画家である。50周年と言いながら通過点に過ぎないと言うのだ。
僕は自信の歴史と合わせ見て「あの頃は良かった」とノスタルジーに浸っていたが、思い知らされた。
まだ僕も終わっていないのだと。

へこたれてはいられないのだ。旅はまだ道の途中だ。今日もどこかでデビルマン、、今日もどこかでデビルマン~‼️