「やぁ。久しぶり。」


香奈は振り返った。どこか落ち着いて聞き覚えのある声だった。

そこには男性が立っていた


「あ、、、あんた…!」

「痩せたね」

と、男性は一言。

「う、うん…まあ…?」
「それで気持ちは変わったかい?」
香奈は少し驚いた。まるで親友の遥が死んだことを知ってるような気がしたから。

「あ、あんた、何か知ってるでしょ」
「僕?あぁ。僕は未来がみえるんだ。」
「は…?み、未来?」
突然だった。
「うん。未来だ。だから君の運命も知っていた。君の親友遥ちゃんが亡くなることも」
「な、!それじゃあ…な、なんで教えてくれなかったのよ…」
「教えたら僕に助けを求めてきただろう?でも、僕は未来がみえるだけで未来を変える事ができないんだ。運命も。」
「だからって…教えてくれてもよかったじゃない…」
「君は誰も信用していない。分かるんだ。でも、君は大切な親友を亡くしたことによって強くなる事は知っていた。だから待ってた」
「待ってた…?私を?」
「あぁ。君をだ。君を助ける事が僕の役割だ。」
男性は優しい笑顔をしていた。
そして男性は歩き出した

「僕は…もう君を助ける必要はないみたいだ…」

「ま、まって!急に現れたと思えばもういなくなっちゃうの?!少しは一緒に過ごそうと思わないわけ?!」
「できることなら僕もそうしたいけど…」
男性は苦笑いだった
「僕、夜はみんなを見守っているし、次の人も助けにいかないといけない」
「い……よ……いや…よ…そんなの!次は貴方まで失ってしまう…せっかく仲良いと思えたのに…信用できると…」
「ご、ごめん…でも君は大丈夫。もう立派なんだ。」


香奈は言った。
「ねえ。約束して。私とまた会う。いい?わかった?絶対よ?」

男性は少し困った笑顔になりながら香奈に言葉を向けた。
「うん。わかった。約束だ。こうして僕の事を信用してくれるのが嬉しい。ありがとう。君」  

香奈は笑顔になった
「それじゃあまたね!イケメンくん!」
香奈はいつからかイケメンくんと呼んでいた。

「あぁ。またね。

いや。

またね。香奈ちゃん」   



香奈は顔が真っ赤になった。