たいちゃん 手術に突入しました
なんだか難しい手術の名前を言っていたが
ようは 逆流の手術だ
一週間ほど前から入院して
2日ほど 絶食 そして 全身麻酔による手術だ
手術後 私は会いには行けなかったが
2.3日は やはりぐったりとしていたそうだ
3日ほど過ぎたころ 私も会いに行った
その時は だいぶ戻ってきたたいがいた
今は もうすっかり 元気なたいに戻っている
あと一週間ほどで たいちゃん 我が家に帰ってくることでしょう![]()
‘次の詩は 前の入院のときの話です‘
病室のマリア
寝たきりである我が子が肺炎となり入院することとなった。いつもの病院の、6人部屋の一つのベッドがしばらくの間泰平の住処となる。私も休みになると会いに行く。久しぶりに会うと大声を張り上げて歓迎してくれるのが嬉しい。明らかに家族のことを理解してくれている。家でもそうだが病院でも朝の4時頃からまるで歌でも歌うように、ア~ウ~騒いでいるそうだ。
泰平のベッドの横に小学校高学年と思われる女の子が入院している。見た目は痩せている。少し影のある面影。しかし美少女という部類に入るかもしれない。その入院の理由は想像でしか解らないところだ。
この病院は完全付き添いではないから、家内も付き添えるだけ泰平の傍にいてあとは帰ってくる。強制的なお泊まりだ。ほかの患者も同じだ。生まれたての赤ちゃんから2歳、3歳位もいる。その年頃は親も帰る時が大変そうだ。泣かれて、追われて、そのまま帰らなければならないからだ。彼女と泰平だけは泣きはしない。でもその心の寂しさは計り知れないものがある。
家内の話では彼女が泰平が一人の時遊んでくれているようなのだ。大きな目で相手を見つめ、首と体をフリフリするくらいしか嬉しさを表現する事ができない泰平、その泰平に彼女は付き合ってくれているようだ。ある日、私がたいに付き添っている時に毛糸で作ったのだろう。泰平が
手に持つことができるお人形のようなものを作って持って来てくれた。器用でありおそらくは繊細、その繊細な彼女の心を何かが傷つけてしまったのだと思う。病院で体調は管理できるかもしれないが、その奥にあるものをときほぐす力が必要に思えている。
泰平、お前に力をあげたい。言葉をあげたいんだ。もし貰ってくれたら私は何もいらない。素敵に言葉を操って、彼女を立ち直らせるような人になって欲しい。もらったやさしさは十倍返しにしなくちゃな。
十日ほどで泰平は退院となった。迎えに行くとまるで解っているかのように嬉しそうな顔をする。元気になった証拠だ。隣のベッドには彼女がいる。家内が話をしたあと私も声をかけた。
「いつも遊んでもらっていたみたいでありがとね。」
「私も楽しかったですから。」
泰平、よかったな、いい人がいてくれて。お前にとってのマリア様だ。病室にいるマリア様に、本来あるべき君の姿を見せてあげられたらな。まあ、私の中にはいつも人一倍元気な君がいる。もしもの話になってしまうが、次の世というのがあるなら、もう一度君と親子になりたいんだ。その時こそ、手をつないで近くの公園へ遊びに行こう。
君は行きたい方へ行けばいい、
パパは後ろから見守っている