お腹が出たらメタボ!メタボは高齢化社会の質を悪化させる大きな原因です! | 体の悩み解決ブログ

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高齢化社会と言われてもなんとなくあいまい、つまり長寿社会ではなく高齢化なの?とか、自立できない高齢者が多いのであれば介護社会ではないの?とか、自分が何をすればいいかよくわからないという人も多いと思います。また高齢化社会と聞くと回りの高齢者を意識しているかといえばどうでしょう?自分の老後のほうが心配になってしまう、特に中年以降の方にはこの傾向が強いようですが、高齢化社会で大切なのはやはりまず自分の悩みからしっかりと解消することかもしれません。


例えば30代の男性、働き盛りで日本の経済を背負って立つ代表的存在ですが、この世代の体の悩みランキングを見てみるとトップはメタボです。脂肪分が多い、また内臓脂肪が特に多くて内臓が太っている状態ですから、やはり下腹部が出ていると想像がつきます。中年から高齢まで、ずっとメタボを抱えていると危険な病気を発症する可能性も高まりますが、これから高齢化する世代はメタボの影響によって足腰にも負担が増えますので、結果的に介護社会としての度合いも濃くなる一方だと言われています。


2008年にはいわゆるメタボ健診がスタートしています。また腹回りの太さだけではメタボ診断が必要とは断定できません。それよりも外部からは見えることがない内臓脂肪がメインのターゲットですので、やはり食生活や日常的な兆候などから個々に必要性を判断しなければなりません。


メタボ、メタボリックシンドロームの元々の原因は肥満です。生活習慣による肥満を解消することがメタボリックシンドロームの予防につながります。男性の場合はへその高さの腹囲が85cm以上ある場合肥満です。またこの場合内臓脂肪の面積もかなり異常なサイズで、既に糖尿病や脳卒中などの大きな病気を起こしやすい状態です。ドミノ、つまり連鎖反応のように怖い病気が起こることをメタボリックドミノと呼びます。全ての駒が倒れたらついには命に危険が迫るという意味もありますが、高齢化してしまってからドミノ状態になるとほとんど改善は不可能です。


またメタボといえばロコモをイメージする方も多いと思います。ロコモとは運動器系の不安定症候群、つまり骨や筋肉、関節等が衰えて生活での動作が不自由になること、ちょっとの不注意で要介護になってしまう移行期などとも言われますが、人の脚の筋肉は30歳代がピークの時期です。そこから60歳ぐらいまでじょじょに下り坂状態で弱体化し、その後急激に機能低下に陥ります。もちろん日常的に鍛えていれば別ですが、メタボリックな中年男性がしっかりウォーキングしているかというとかなり疑問です。


中年のメタボ同士がお酒を飲んでいる姿はよく見かけますが、ちょっと唖然としてしまう光景として、最近はトレーニングジムなどでたむろしているメタボ老人が増えているそうです。マナーやモラルを完全に無視してトレーニングマシンを占拠し、無駄口ばかりたたいてトレーニングは上の空、若い会員さんはみんなジムをやめていってしまう、、これから中年の方が将来ジムでこのような状況になるのでしょうか?現在のメタボ老人が時間を値切って将来を演じているような気もしてきます。


介護保険でどうにか高齢化社会を切り抜けられる、と考えている世代がどんどん高齢化し、どんどん質の悪い高齢者が増えていくだけだとしたら、、現在のメタボ老人とちょっと違って見た目を気にするメタボ老人が増えるかもしれませんが、どんどん重い要介護者が増えれば介護職もどんどん苦労が多くなるような気がします。やはり1人1人が少しずつでも健康を意識しなければなりませんし、集団的なだら~っとした習慣をやり直すことも大切だと思います。