もしかすると不要な骨かもしれない、などと言われることもある、脚の腓骨とO脚との関係を考える! | 体の悩み解決ブログ

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人は死んでしまえば骨としてしか残りません、またミイラのように全ての人が保存されるわけでもなく、骨はやがて土に帰ります。骨に絡んだ病気で悩んでいる人が最後に残るのも骨、などと考えるといやな気分になりがちですが、実際に骨の症状で悩んでいる人はかなり多くいます。


また胴体の骨といえばあばらや脊椎などが複雑に並んでいる様子がイメージされますが、四肢についてはごく単純だな、などと考えがちです。またどちらかといえば肩関節よりも長く、股関節からすらりと延びた大腿骨から下側のほうが簡単そうですが、膝から下はどうかといえばまず太い脛骨が見るからに堂々としてわかります、そしてもう一つの骨が腓骨、ひこつです。膝の横面には大きな出っ張りがありますが、この部分を腓骨頭と言い、そこから足首まで伸びている部分が腓骨です。


簡単に言えば脛よりも外側の骨が腓骨ですが、よく考えて見ると、この骨は多くの方が悩んでいるO脚となかなか関連が深そうだと思えてきます。よく脛骨が歪んでしまうといいますが、外側荷重ですからやはり重心がかかるのは避けられません。また、体重はあくまでも内側にある脛骨にかかっている状態でも、O脚のために少なからず支えようとする力が腓骨にもかかると、外側の筋肉だけが発達していきます。


脛よりも約5分の1程度の細さくらいの腓骨の役割はなかなかイメージしずらいと思います、また精密な機械のように喩えられることもある人体の骨構造の中で唯一要らない骨だろう、などという意見も多いようですが、上からかかる衝撃を吸収すること、また足関節を自由に動かすことにも役立つ、という解釈がもっとも有効です。体重を支えるためには適していないことだけは頷けますが、サスペンションやつっかえ棒、ショックアブソーバーなどと比喩される腓骨はO脚の外見上ではかなりやっかいな骨です。


また当然O脚を治すためにもこの腓骨とその腓骨頭の矯正も大切になってきます。インナーマッスルを整えて足をまっすぐに正す癖を身につけるとともに、腓骨を正しい位置に戻す効果のあるエクササイズを取り入れている方も多いようです。外くるぶしのあたりで終わっている腓骨、構造から考えてとても弱い骨をなぜだか意識しているような立ち方をしている方は、脛骨で立てればかなり健康意識も改善されるかもしれません。


上から見て骨盤 、大腿骨、そして脛骨と腓骨まで、脚の骨格は正常な状態ではバランスよく内側向きになっています。またO脚では外側に荷重がかかりますが、この状態でもっとも重さがかかりそうになるのは腓骨です。しかもバランスが悪くてかけられないのに、外側だけが張って来るわけですから、不自然極まりない状態というのがよくわかります。腓骨についている筋肉が徐々に収縮して骨のように固くなってしまう前に、できるだけ早いケアを心掛けたいものです。


なんとなく、、土に眠りに付くこともできずに、腓骨が彷徨い歩いてしまうと大変だ、などと考えてしまいます。