コレステロール値が気になる
動脈硬化が心配…
なかなか思うように痩せない
そういう方には脂質がポイント
油と脂の違い
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「油」は常温では液体のもの。
サラダ油や菜種油、オリーブ油
エゴマ油、ごま油、米油など
植物を原料としたものです。
また、魚の油もとける温度が低く、
常温では固まらないので油になります。
「脂」は常温では固体のもの。
肉の脂身を見るとわかるように、
ラードや牛脂、バターなど
動物性の脂はとける温度が高く、
常温では固体です。
牛や豚などの動物の体温は人間より高く、
動物の体内では液体でも、
人間の体内では固まってしまい、
血液がドロドロになりやすく、動脈硬化の原因に。
動物性脂の摂りすぎると、
高コレステロール血症や
大腸がんの危険性が高まると言われています。
摂りたい油 →不飽和脂肪酸
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オメガ3(αリノレン酸、DHA、EPA)
エゴマ油、亜麻仁油、青魚の油
1.精神を安定させ、うつ症状を軽減
2.中性脂肪、コレステロールを減らす
3.アレルギーや炎症性疾患を抑える
4.記憶力や学習能力を高める
※ただし良い油とはいえ、摂りすぎはNG。
オメガ6(リノール酸)
紅花油、大豆油、コーン油、サラダ油
マヨネーズ、納豆、豆腐、ナッツ類など
コレステロールや血圧を下げる。
※ただし摂りすぎはアレルギー、炎症、血栓、
がん、老化などを促進するので
マイナス面が大きい。
しかも、酸化しやすく熱に弱いため
有害な過酸化脂質ができやすい。
オメガ9(オレイン酸)
菜種油、オリーブ油、アーモンド
ナッツ類など
1.悪玉コレステロールを下げる
2.動脈硬化、心筋梗塞、狭心症などの予防
3.胃酸の分泌を調整し腸の働きを促進する
4.皮膚をやわらかくする働きにより美肌効果
摂りすぎ要注意の脂 →飽和脂肪酸
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バター、乳脂肪や動物の肉類全般、
パーム油、ヤシ油
コレステロールや中性脂肪を増やす。
血液の粘りを強めて流れを悪くし
細胞に酸素や栄養素を送られにくくし
動脈硬化の原因にもなる。
摂りすぎは生活習慣病につながり、
脳卒中、心筋梗塞などを招くおそれも。
生活している以上すべて良い油で
という事は難しいですが、
なるべく良い油を摂って
未来の健康に役立ててみてはいかがでしょうか?