最近なかなか眠れないのは、
疲れ?それともブルーライト?の影響かもしれません。
デスクワークが多い人やスマートフォン操作の
時間が長い人は、特に要注意です。
日々、知らず知らずのうちに浴びてしまっている
ブルーライトのせいで、
睡眠障害を起こしてしまう人もいます。
そうなる前に、
ブルーライト対策を始めなければいけません。
今回は、
ブルーライトと睡眠の関係性についてお話しします。
☆ブルーライトとは?
ブルーライトとは、
パソコンやスマートフォン、液晶テレビなどの
スクリーンから発せられる
強いエネルギーを持つ光です。
ブルーライトの波長は380~500nm(ナノメートル)あり、
色は青色で、強いエネルギーにより、
目の場合は角膜や水晶体では吸収されずに
網膜まで到達すると言われています。
パソコンやスマートフォンの使用で
視力が低下した人が多いですが、
ブルーライトの影響も大いにあると
考えられています。
☆ブルーライトで睡眠時間が短くなる?
ブルーライトで視力が低下するどころか、
睡眠のリズムにまで影響が出るケースも
あります。
ブルーライトに関しては、
いろんな団体が実験を重ねていますが、
中でも杏林大学医学部の古賀良彦教授が
行なった実験では、
ブルーライトを浴びている日と
浴びていない日では、
睡眠時間の長さが違うという結果が
出ています。
その実験では、
20代の女性にブルーライトを
約50%カットできる眼鏡をして
スマートフォン操作をする日と、
ブルーカット機能がついていない眼鏡で
スマートフォン操作をする日を用意し、
それぞれの睡眠時間を測定しました。
すると、
実験を続けて4日目にブルーライト機能が
ついていない眼鏡で
スマートフォン操作をした日の方が
睡眠時間が短くなり、
眠りも浅くなったという結果が出ています。
☆ブルーライトで睡眠のリズムが狂うメカニズム
ブルーライトが目に入ると、
ガングリオンセルという視細胞で光が感知されて、
脳の視床下部の視交叉上核というところに情報が
伝達されます。
視交叉上核は体内時計の重要な中枢なので、
ブルーライトで刺激され続けることで、
働きが弱ってきてしまいます。
さらに、
睡眠を促すメラトニンというホルモンを作る
松果体という場所にもブルーライトの情報が伝わり、
それが日中の太陽の光だと判断されて、
夜にブルーライトを浴びると、
なかなか眠れなくなるという現象が起こります。
ブルーライトは浴び続けたり、
夜に浴びすぎると、
睡眠時間を狂わせる危険な光ですが、
ブルーライトカット機能がついた
眼鏡やシートを使えば、うまく対策できます。
まずは、ブルーライトと睡眠の関係を知って、
少しずつ対策をしていきましょう。