今年一月、30を迎えた区切りに、新たに学び始めたこと。
「乳幼児の睡眠」
ねんトレ(=ねんねトレーニング)という言葉は妊娠する前から知っていたけれど、
それがどんなものか、なぜ必要なのか、全く知らなかったし、興味もなかった。
妊娠中は両親学級も産院の母親学級も全て参加したけど、
赤ちゃんの睡眠について触れられた記憶は全くない。
そんな私がねんトレに出会ったのは、
妊娠中に本屋で見つけた一冊の本がきっかけだ。
産後、夫の単身赴任のため、しばらくワンオペが続くことが決まっていたので、
初めての育児を乗り越えるために、少しでもできることがあるなら備えておきたい一心で、
愛波 文さんの『ママと赤ちゃんのぐっすり本』(以下、ぐっすり本)を手に取った。
ねんトレになんのイメージも持ち合わせていなかった私には、
へーj光ってそんな大事なんだ?え?そんな涼しくしないとだめなの?、など
全てが目から鱗の情報だった。
でも、私は本を読むのが苦手だ。活字をずっと目で追っていると眠くなってくるし、集中力が続かない。
(今も乳幼児の睡眠に関する参考文献を読むのに苦労している)
ぐっすり本は視覚的にも文章的にも読みやすいつくりになっているのだが、それでも私には立派な活字本だ。
臨月に一通り読んだが、産後どれだけ頭に残っていただろう。
恐らく産後の日々慌ただしさにより、本で読んだことの多くが抜け落ちていたと思うが、
いくつかのポイントを押さえて、時々読み返しながら、息子の睡眠にポジティブ且つ積極的に向き合ってくることができた。
あと数日で2歳になる息子を育てながら乳幼児の睡眠を勉強している今、
なぜ、こんなに大切で役に立つことを産前に誰も教えてくれないのだ!!
と心から思う。
私の目標は、この資格を生かして、困っている人たちを助けることはもちろん、
知識や助けを積極的に求めない/求められない人たちにまで情報が行き届くくらい、
当たり前にみんなが乳幼児の睡眠に関する正しい知識を持つ社会をつくっていくこと。
小さな小さな一歩だけど、踏み出さないと何も起こらないから、
少しずつ、積み重ねていきたいと思います。