山口県柳井市を拠点に活動している、

物語フォトグラファーの翔子です照れ
 
昨日お話をした生前遺影。
大切な1枚を残す、と言う思いはまた別の機会にお伝えするとして…
 
今日は産婦人科にいた時のお話ですウインク
 
高校を出てすぐに働いた場所は、産婦人科でした。
実はこの産婦人科の先生は私が生まれる時に担当をしてくださった先生!
今は移転してその産婦人科は無く、
新しい場所にあります。
先生は数年前に亡くなりました。
 
その産婦人科で初めてお産、中絶、死産…命に関わる仕事をさせていただきました。
と言っても当時は仕事をしながら学校に行く、と言うスタイルだったので…
平日は半日働き、半日学校…土曜日は終日働く。
 
休みは祝日と日曜日だけびっくり
 
学生と言う身分のため、当時いた看護師長や看護師の先輩からは…
昼からは休みみたいなもんでしょ!
それ以上休みがあると思わないで!
と、用事があるから休みが欲しい、と言っても通りませんでしたガーン
 
き、厳しい…。
それが普通だと思っていたのですが、今思えば有り得ない笑い泣き
 
そんな職場でしたが、命、と言うことを初めて学ばせていただいた現場です。
1年2ヶ月しかいませんでしたが…
たくさんのお産、手術に関わらさせていただき、
 
生まれてくる命
 
生まれてくることができなかった命
 
に色々な葛藤がありました。
もっと命に寄り添いたい、と感じるようになりました。
 
初めてお産に立ち合った時、初めて死産に立ち合った時…
 
そう、強く思いました。
 
命って、本当に尊くて…
たった、たった1つしかないものなんです。
新しい命はパパとママを選んできています。
何があっても、この二人なら大丈夫って思っていてくれてる…生まれる前から尊い存在です。
 
命を授かった喜び、
生まれてくる尊さ、
一緒に過ごす時間…
 
記録は記憶で、記憶は記録。
もっともっと、それを残して伝えて欲しい…
そのお手伝いが出来るカメラマンになりたい、と感じるようなりました。
 
産婦人科に居たからこそ、そう思えたのです。
初めての職場が産婦人科で、本当に良かったです。
 
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働いた期間は短かったですが、
命に触れることに気付かせてくれた、大切な時間でした。
本当にありがとうございます。
 
 
生まれてくる現場から、次は死に向かう現場…
明日は介護老人保健施設や訪問看護でのことをお伝えしますねニコニコ