「おこめ券は必要ないかな」 鈴木農水相の地元から不満の声 一方「現場第一主義でマメな人」との評価も
12/24(水) 5:56配信 デイリー新潮
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またまたおこめ券の話です
記事中の“備蓄米の放出は自分だったらやらない。おこめ券でなんとかしたい”は理解しがたい、備蓄米放出は市場にコメが無いから放出するわけでおこめ券いくら配っても買う米が無ければどうしようもない去年の今頃スーパーに米は無かった、本当にこんなこと言っていたのなら東大法学部どころか小学校も卒業できないレベル、断水になって”給水券配ります”なんて言ったらどうなります?やることは給水車出すことの一択
記事中のこの人の人物像はどうでもいい、あの安倍晋三ですら「政治は結果なんですよ!!」と言っていた、おこめ券配布という政策は種々の政策の中でも最悪手だからほとんどの自治体は採用しないのです、結果は”失敗”ですね
肝いりの「おこめ券」が不評を買っている鈴木憲和農林水産相(43)。東京大学法学部卒、農林水産省OBという経歴からJAの代理人のように評されることも多いが、実は、父親はかつてJA相手に訴訟を起こしたこともあるのだという。「週刊誌沙汰」にもなったという父親の過去については、地元・山形でも知る人ぞ知る話だった。明かされることのなかった父親の経歴とは……。
前編では、鈴木氏の父親が、かつて新聞や週刊誌をにぎわせた会社に役員や社長として名を連ねており、福島県信用農業協同組合連合会(JA福島信連)を相手取り訴訟を起こしていた過去について報じた。
現在は東京都江戸川区にある鈴木氏の自宅マンションの近くに夫婦で暮らす、父親に話を聞いた。
「Aさん(大蔵省OB)の弟さんは私の会社の役員でしたから。その関係で数回、会っただけです。それほどの付き合いがあったわけではありません。(社長を務めていたテクノ社とJA福島信連との裁判は)もう解決済みですよ」
一方、鈴木氏にも書面で質問を送ったが、期限までに回答は得られなかった。
磐梯リゾートと関連企業の問題が盛んに報じられた1998年、鈴木氏はまだ高校2年生だった。受験シーズンを翌年に控えた大切な時期での騒動だったことになる。
もっとも、開成中・高の同級生は学生時代の鈴木氏をこう振り返る。
「テニスを一所懸命やっていて、今より日に焼けていましたね。開成の4分の1は東大に進学しますが、彼は法学部ですから上位層の成績だったはずです」
別の同級生が言う。
「鈴木君とは小学校のころに進学塾の『SAPIX』で知り合いました。子供にしては落ち着いたタイプで、塾講師からのウケも良かったかな。1年半前、同窓会で会った時、彼が“弱い人間の味方でなければ政治家である意味がない”という趣旨の話をしていて、カッコいいなと思いましたね」
「とにかく歩く人」
鈴木氏は地元・山形での評価もおおむね悪くはない。
「弁護士の奥さんと2人のお子さんがいてね。ご家族で南陽市に住んでいたのですが、数年前に東京に引っ越されています。以前は地域の道路脇に花を植える作業や川の掃除にも積極的に参加してくれていました。マメな人です。今も頻繁に地元には帰ってきていますよ」(地元住民)
さらにこんな話も。
「鈴木さん、地元で有名な辛みそラーメンを食べさせたいって、店の裏口から厨房にSP全員を通して、ラーメンを食べさせてあげたそうです」(別の住民)
地元市議はこう言う。
「大臣の口癖は“現場第一”。とにかく歩く人です。大臣になっても2週間に1回はこちらに戻ってきています。南陽市の職員が先月、クマに襲われて全治3カ月の大けがを負ったのですが、大臣から電話がかかってきて、“市の職員の方のお見舞いに行きたい”と。先日、実際に大臣のSPと県警の警備、合わせて5名ほどを引き連れてお見舞いに来ています。職員のほうが恐縮していましたね」
後援会関係者は「おこめ券は必要ないかな」
現場第一主義であるにもかかわらず、おこめ券の現場での不評には気付かなかったようだ。
後援会関係者はこう苦言を呈する。
「前から“備蓄米の放出は自分だったらやらない。おこめ券でなんとかしたい”と言っていたよね。でも、このあたりだとコメに不自由している人はいない。おこめ券は必要ないかな」
これまでエリート街道をひた走ってきた鈴木氏。大臣就任会見では、山形県産のブランド米「はえぬき」にちなんで自身を農水省出身の「はえぬき大臣」だと胸を張った。だが、コメの価格対策に失敗すれば周囲の評価が一変すると、肝に銘じるべきだろう。
前編では、鈴木氏の父親が、かつて新聞や週刊誌をにぎわせた会社に役員や社長として名を連ねており、JA福島信連を相手取り訴訟を起こしていた過去について報じている。
「週刊新潮」2025年12月25日号 掲載