帝釈天と言えば
必ず思い出すことがあります。

おかぁちゃん 以前 老人ホームで
働いてた事がありまして、
当時 102歳のMさんと言う
利用者さんがいました。
おかぁちゃんが働き始める
数ヵ月前に転倒して
大腿骨を骨折してしまい
車イスになってしまいましたが
それまでは 杖も使わず
ご自身の足でしっかり
歩いていらした方でした。
とても穏やかな優しい雰囲気の
素敵な方。

送迎も入浴もお手伝いさせていただいて
必ず「ありがとう うちは、○○酒店の脇を入って大きな桜の木のあるとこだから
今度 遊びにいらっしゃい」って言ってくれて 本当に大好きで

そのMさんが ある日 おかぁちゃんに
話してくれたこと…

関東大震災の時の事

当時Mさんは16歳で
駒形(墨田区)にある呉服屋さんに
奉公に行ってたそうです。
そしてそこで関東大震災に遭い
必死に両国にある
被服廠跡(横網町公園)へ行ったら
ものすごいたくさんの人と
燃え盛る炎で風に煽られ
気がついたら周りには
沢山の人が亡くなっていて
呆然としていたら

軍人さんが近付いてきて
「これは帝釈天のお水だよ
お飲みなさい」って水筒のお水を
飲ませてくれたので、元気が出て
それから裸足で4日間かけて
実家まで歩いて帰ったの。

って❗すごい 体験談
おかぁちゃん戦争の体験談は
聞いたことあったけど
関東大震災を体験した人から
直接聞くの初めてで
ドキドキが止まらなかったんです。

その時の話しに出てきたのが

ここに写ってる御神水です。
帝釈天ができるよりも前から
湧き出ていてパワースポット
と言われていたり
御神水を見るために帝釈天に来る人も
いるとか…

あっ❗寅さんも産湯をつかいって
言ってた😄


帝釈天と言えば 寅さん
おかぁちゃんには
もう一人 帝釈天と言えば
Mさんです。

Mさん103歳で肺炎で亡くなられ
2ヶ月程経った時
偶然 Mさんの娘さんが
車の中から声をかけてくれて
見ると
小さい赤ちゃんを抱いた
Mさんのお孫さんも乗っていて
「おばあちゃん(Mさん)の生まれ変わりなんです」って すごい笑顔で言ってて

おかぁちゃんも そう思った😊

関東大震災の話し聞かせてくれた事
話したら 
「そうゆう話しは聞いたことないわ~」
と娘さんもびっくりしてた😲

Mさんの永い人生の中で
一瞬だけでも関われた事に
感謝してます。