小惑星2012DA14
すでに大きなニュースになっている通り、ロシアに小惑星と思われる物体が落下し大きな被害が出ました。たくさんの映像に撮られていますがまるで映画「アルマゲドン」を見ているかの衝撃でした。今回落ちてきた小惑星は直径10m程度ではないかと言われています。上空で分解しましたが、それでも1000人ものけが人が出ました。市街地に直撃していたらとてつもない被害が出ていたでしょう。直径50m以下の小さな小惑星は検出が難しく、今回のように我々の知らない間に地球に落ちてくる可能性があります。実際今回以外にも、数mクラスのものはいくつも目撃されています。奇しくもそんな小さな小惑星のひとつが地球の近くを通過しました。それが2012DA14。直径45mということで小さいとはいえこのクラスが万一地球に降ってきたら核爆弾どころの破壊力ではないそうです。幸い27,000km程度のところですれ違うというのがわかりました。今朝未明、その2012DA14が最接近し再び遠ざかってゆきました。小惑星2012DA14は午前5時頃、しし座のおしりを通過しました。デネボラがししのしっぽに当たるのですが、その近くのθ(シータ)星~δ(デルタ)星を通過するとの予報。私もカメラをスタンバイして撮影に挑み、なんとかかんとか撮影することができました。写真は固定撮影で120秒露光したもの。通常恒星は日周運動をしているのでこのようにほぼ同じ方向(この場合は左上から右下)に移動しています。ところが1つだけ全く違う方向へ移動している星がθ星の近くにあります。これが小惑星2012DA14です。最も明るい状態で7等級程度ということで肉眼では見えません。双眼鏡でも見てみましたが、わが家では光害も多く手持ちでは全くわかりませんでした。ほかにも数枚写してみましたが風のせいでぶれていたり露出が足らなかったりしてまともに撮れたのはこれ1枚。ですがわたし的にはじめて撮影できた小惑星にちょっと感動です。この小惑星は無事通過してくれたわけですが、昨日のロシアのごとく降ってくることは避けられません。今回のような事件を目の当たりすると小さな小惑星を検出できるシステムもいずれ必要とされるかもしれませんね。