リトル・フォレスト

東北の小さな集落、小森。
いち子は都会に出てみたが、自分の居場所を探せず小森に戻ってきた。
米を作り、畑を耕し、自給自足に近い形でいち子は一人、暮らしている。
かつてここで一緒に暮らしていた、母の料理、母の思い。
そんなことを考えながらも、田んぼの草を刈り、畑を耕し、いち子は生きている。



出てくる料理が、丁寧な仕事を経ています。
素朴だけどとっても美味しそうな数々の料理。
どれもこれも美味しそうで、食べたくなりました。
母役の桐島かれんのとぼけたような福子さんも魅力的でした。
でも、何であんなことしちゃったのかな～？これは最後までわからなかった。

いち子役の橋本愛ちゃんが、相変わらず可愛くて目が離せませんでした。
あまちゃんのユイちゃん役のときも岩手が舞台だったけれど、今回の映画も岩手です。
畑仕事や料理に目を奪われていると、後半突然物語が動き出します。

幼馴染のユウ太のセリフ、いち子の胸に突き刺さります・・
それと同時に、私の胸にも衝撃が走りました。
うわ～～！考えないようにしていたことを、目の前にど～んと一気に突き出された！

「目の前のことに一生懸命生きているけど、本当に大事なことから目をそむけているよね？」

みたいな内容です・・
ユウ太君、鋭いな・・手厳しいな。
予想外の突っ込みでしたが、おかげで色々考えさせられました。

畑や料理好きな方や、どこか人生に行き詰まりを感じたときにはぜひぜひおすすめしたいです。



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