東野圭吾原作、『手紙』

川崎の工場で働く武島直貴は、職場の人にも打ち解けず
人を避けるように暮らしていた。
なぜなら直貴の兄は、直貴を大学にやるために盗みに入った家で
強盗殺人を犯して服役中だった。
自分のせいで兄が罪を犯したと思っていた直貴は、兄と文通を続けていた。
しかし、真面目に働く直貴に対して世間の風は冷たいものだった・・



あらすじを知っていて何となく手を出せなかった映画。
とても重い内容なのに、直貴がお笑い芸人を目指すという設定の為
劇中で何度も漫才のシーンが出てきます。
そのため、そんなに気が滅入らずにすらすらっと観続けることが出来ました。
しかも、山田孝之君の漫才、結構面白かったべーっだ!
被害者もどうしようもなく辛いけど
加害者の家族というのもまた、世間は冷たいです。
切ないです。
慰めるわけでなく、突き放すわけでなく
淡々と直貴に語りかける電器屋会長の言葉が胸に残りました。

原作読んでみたいなぁ