今日は半年ぶりの発達外来
初診からお世話になっている先生
息子を全く否定しないので、私の心も救われる。この先生と話していると、息子は息子のままでいいんだ、と思わせてくれる。私が見ないといけない息子の成長に気づかせてもらえる。未来への不安が和らぐ。
そんな先生
息子は
診察室では1度も椅子に座らない
診療ベットの上にも登るし、椅子の上にも立つ
床にも転がる
先生の後ろの棚まで行く
先生の質問には答えない
待合で見ていたTVの続きが見たくて、診察室入ってからも駄々をこねる
まぁ〜…いつもにマシマシで
問題行動が目立った
でも、先生はというと
ベットや椅子に登る
→靴をちゃんと脱げていてえらいね
診察中に関係ない窓の外の車の話
→言葉が増えている。順調に発達しているね
診察室入った時、TVの続きが見たいと騒ぐ
→途中から言わなくなった。切り替えができてるね
床に転がる、座らない
→今の年齢では問題ではない
これは、大人になった時にやらなかったらいい
大人になるまでにできるようになればいい
と
タイミングを変えて息子が1度無視した質問を再度行うと、それにはちゃんと答えられていた息子
先生ってすごい
『世の中の普通』 で考えてみたら
4歳なら場の空気が大体読めて
診察室で椅子に座れる
そんなものだろう。少なくとも娘二人はそうだった。
娘二人とも、
店や病院の床に転がったことなんて、記憶では1度もない
診察室で診療ベットにふざけて乗ったこともない
椅子の上に立ったことも、家の外では1度もない
それが、世の中の『普通の4歳』
普通の4歳がどのくらいできるか分かるから
息子が異常にしかみえないのだが
先生は、長いスパンで成長をみている
4歳で出来て当然のことが今出来なくても
それが問題だと、けして言わない
いつも言われるのは
『大人になった時に困らなければいい』
ということ
年齢の発達の指標にこだわらない
今出来なくても、困ってないなら良い
大人になるまでにできたら良い
運動会や発表会が苦手で固まることも
そういう練習をしていないからでしょう
3回くらいやったら、動けるようになってきます
年長くらいにはできるんじゃないかな
でも、動けなくても全く問題ないですよ。
この子が将来劇団員とかになりたいなら、問題ですけど。
大切なことは、『その場にいられること』です、と
息子は固まるけど、脱走したことは1度もない
精神的にいっぱいいっぱいで衣装を引っ張ってしまうことはあっても、逃げ出すことはない
なんだか、安心した
大人になる頃には
病院の床に転がる なんて事は、ないと思う
運動会も、ダンスが苦手なだけで、かけっこはできる
発表会も、劇が苦手なだけで、合奏はできる
別に
ダンスができなくても
劇が出来なくても
はっきり言って、普段の生活では
何にも困らない
大人になった今
子供の頃ダンスができていたかどうか
それで影響があったことなんてない
そんなものだよ、ってことでしょう
出来ることもあるし
少しずつでも確実に成長しているから
息子はこのままでいいんだと思う
文字の読み書きが出来ないので
くもんとか行かせたほうがいいのか相談したら
文字は年長になる頃くらいを目安でいい
今出来なくても何の問題もない
それより
今は、助詞の使い方とか
日本語の基本を整えることのほうが大切
年長までに本人が興味を示したら
そこで教えるのがいいと思う
と言われたので
習わせるのはやめた
今は日本語の基本に全振りで行くことにする
ちなみに
長女は2歳で勝手にひらがなが読めるようになり
次女も3歳で公文により読み書きマスター
それが当たり前と思っていたのだが
年少でひらがなの読み書きは
かなり早い発達だと言われた
そこに合わせる必要もなければ
焦る必要もない
というわけ
いま姉妹は小学校高学年だけど
周りの子より秀でているかといわれたら
全くそうではない
少し早く読み書き出来たからと言って
その後の人生において
その発達の早さは何の意味もない
ということを、姉妹をみていて思う
次の再診は半年後
特に発達検査をやり直すとか、そんな話は出ていない