こんにちは、のりこです。
秋らしくなってきたようで
まだ陽ざしが強くて
どんな洋服にしようか
考えてしまいますね。
洋服に無頓着な私ですが、
半袖Tシャツにしようか
ノースリーブでいいか
どっちにしようかと考えています。
（その程度の悩みです…）
前回はお顔をこすることによる
ダメージについてお話しました。
今回は、私の悩みでもある
「シミ」について
考えてみたいと思います。
シミができる原因や
仕組みについては、
前回も触れましたが、
まず「こする」という行為によって
肌に刺激を与えてしまうと
表皮バリア機能が弱まり、
潤いが保てなくなり、シミやクスミの
原因になっていくということでした。
「こする」だけではなく、
もむ、たたく、のばすも
刺激になり炎症を起こしてしまう
ということもお伝えしました。
表皮といわれる平均約0.2mmnの
ところでシミは作られていくのです。
なんだか神秘的でもありますね。
そして今日のお話に続きます。
シミのできる原因として
知られているのは紫外線です。
表皮の一番下に
メラニン色素を作り出す
メラノサイトという
メラニン形成細胞があります。
紫外線をお肌に浴びることで
お肌を守ろうとメラノサイトに
働きかけメラニン色素を作るように指示します。
作られたメラニン色素は、
お肌の新陳代謝によって
皮膚の表面に押し上げられ
はがれ落ち、お肌は元に戻ります。
これをターンオーバーと言います。
そう、この新陳代謝が順調に
行われていれば、自然に体外に
排出されてシミの原因には
ならないのです。
ところが…です。
新陳代謝の乱れや低下で
メラニン色素が沈着したままだったり
紫外線の量が減っても、何かの原因で
メラノサイトが働き続けて
メラニン色素を作り続けることがあるのです。
そのメラニン色素がお肌に
留まって、溜まっていくと
「シミ」になってしまうのです。
若い時（10代、20代）は、
新陳代謝が盛んなので
すぐに垢として体外の出て
いくのですが、年齢と共に
再生能力が低下して、
シミになってしまうのです…
だから、新陳代謝が順調だった
10代の頃、夏は海に潜って、
真っ黒になっても、いつの間にやら、
元に戻っていたし、
沖縄旅行に行って、
体中（頭も耳も）の皮がめくれても
元に戻っていたんですね。
それに、
私が10代後半、20代の頃は、
夏は黒く日焼けするのが流行していました。
テレビCMでも
こんがり焼ける商品ばかり
放送されていました。
普通でも日焼けするのに
さらに日焼けすように
クリームを塗るのですから、
今思えば、
考えられないことです。
今は、女性のみならず
男性も日焼けしないように
日焼け止めやUVクリームを
しっかり使っていて、
美意識が高いというか
日焼けしないは常識に
なっていますね。
紫外線には種類が３つあります。
紫外線A波(UV-A)、紫外線B波(UV-B)、
紫外線C波(UV-C)です。
紫外線C波(UV-C)は波長が短いため
地表には届きません。
そして紫外線B波(UV-B)は、
地上の紫外線の約10％を占めています。
エネルギーが強く、
空気中の水分で吸収されます。
散乱性が高いので、いろんな方向から
お肌に届いてしまします。
お肌の表面で吸収されますが、
お肌の奥にある真皮層まで達することは
ないといわれています。
浴びたUV-Bは、細胞の遺伝子を傷つける
作用もあり、赤くなったり（サンバーン）、
メラニン色素が沈着して褐色になったり（サンタン）、
シミやソバカスの原因にもなります。
もうひとつの紫外線A波(UV-A)は、
地上の紫外線の約９０％を占めています。
エネルギー自体は弱いのですが、浴びる量や
浸透力がとても高いのです。
そのため、日常生活やガラス越しに浴びると
知らず知らずのうちにメラノサイトを
活発にさせてしまいます。
それにより、サンタンを起こしたり、
肌の弾力を保つエラスチン線維や
コラーゲン線維を変性させ、シワや
タルミといった肌の老化現象を
引き起こすと考えられています。
何気ない日常に紫外線は
いつも存在していますね。
だけど、シミの原因は
紫外線だけではないのです。
次回は、
そのお話をしたいと思います。
今日も、
最後までお付き合いいただき
ありがとうございました。
あなたの毎日が
幸せ色でありますように！