金融機関というのは、サービス業の一種ですので、
形のある商品を販売している訳ではありません。
銀行がわかり易いのですが、いくら財務内容が良くても
預金者が不安にかられて、一斉に資金が引き出されてしまいますと、
何にも出来なくなってしまいます。
山一や拓銀、長信銀、日債銀等、数多くの金融機関が破綻した金融危機時、
私が勤めていた証券会社も株券や資金がバンバン引き出されて、
顧客は、半ばパニックの様な感じになってました。
今回、アメリカ当局は、預金保証の上限を取っ払って、
預金は全額保証するというふうに動いてるようです。
これで終息するかどうかわかりませんが、この辺の臨機応変なスピード感ある
対応はさすがアメリカだなと感じる次第です。
日本でも、金融当局は、この手の情報発信にかなりナーバスに
なってくるかもしれませんから、
細かい金融法制等に抵触しないよう、
情報発信には、より一層注意を払うようにしたいと思います。