サンバ・テンペラード | アニソンファン

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『ルパン三世 カリオストロの城』。言わずと知れたルパンシリーズの宮﨑駿監督作品。1979年12月15日公開だそうで36年前っていう。金曜ロードショーで放送がされました。何度目だナウシカって言うのがありますけどカリオストロは14回目だそうです。もう内容は知ってるんですけど見ちゃいますね。車が崖昇ったり、ルパンが屋根をジャンプしたりするシーンがまた見たいっていう。スパゲッティ美味しそうとか。




そういった色々な名シーンがあるこのカリオストロの城ですが、ルパンがオートジャイロを奪うシーンで流れるのがこの曲、『サンバ・テンペラード』なんですね。この曲がかかるシーンの内容としては、地下からルパンと銭形が屋上まで一気に駆け上がるんですけど、ここでこういった曲が選曲されているのは面白いですね。曲のアレンジとしてはタイトルがサンバと付いてるだけあって、疾走感があるんですけどメロディとコードワークは哀愁感があるんですよねこの曲。リードを取ってる楽器がフルートというのもそういう一因になっているのかもしれません。この作品の中でルパンは、劣勢というか結構苦戦するんですよね。そういうこともあってただ単に明るい曲では無いのかなという気もしますね。




こちらは大野雄二さん率いる「Yuji Ohno & Lupintic Five」によるライブバージョンですね。9分もある動画でソロの回し合い大会。カテゴリー的にはジャズということになるんでしょうけど、非常に熱い演奏でラテンバンドのようです。パーカッション居ないんですけど。大野雄二さんはこの曲ではエレピを弾かれていますね。エレピソロがかっこいいです。
 さて、この曲のコードをちょっと拾ってみたりしたんですけど、このメインのメロディの部分のコード進行ってAmのクリシェで、Am → Caug/A♭ → C7/G → D/F#かなと最初思ったんですが、3つ目のコードの時にメロディラインにC#が出てくるんですね。なので、Gdimとも考えたんですが、Em-5/Gのほうが雰囲気合ってますかね。無難に当たりそうな音を抜くっていうw。まあでも転回させればいいのかな、でも高いEは鳴っててほしい気もしますが。こういった半音で落ちていくコードの3つ目っていうのは重要だと思いますね。ここを普通に行ったらC/Gとかになるんでしょうけど、まあそれはそれで良いと思いますけどね。色々な曲を聴いていると、この3つ目をC7や、例えばGm7を持ってきたりしているのを聴くことがあるんですけど、定型のコード進行内とは言え意外に自由度があるんじゃないのかとも思いますね。